シングル&ワーキングママのぽんちゃん日記

シングル、ワーキングママの情報発信ブログ。日々の生活、中学受験や資格取得のお話しなど。

【なぜ僕らは働くのか・池上彰監修】子供だけでなく、自分の働き方について考えている大人にも読んで欲しい!分かりやすく深い仕事本【感想】

コロナで外出自粛になる前、梅田の紀伊国屋に平積みしてあり、小学校高学年の子供用にと購入していました。

しばらく子供も私も読んでいなかったのですが、在宅勤務で時間的余裕ができ、読むことができました。

 

感想を一言でいうなら、『私が中学生の時に読みたかった~!』です。

 

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主に、小学校高学年から高校生までを対象に書かれている本ですが、就職活動中の大学生、転職活動中の社会人、コロナ騒ぎで今の働き方について考えている大人など、幅広い人にとって、得るところが多い本だと思います。

 

『自分にとって仕事とは何か』『幸せな働き方、幸福感の高い人生とは何か』など、すぐに答えは出ないけど重要な問いについて、考えるきっかけになる一冊です。

 

今回は、そんな池上彰さん監修の『なぜ僕らは働くのか』について、私が印象に残ったところを中心にご紹介します。

この本、さすがニュース解説でも超分かりやすい池上さん監修だけあって、分かりやすくも深い内容に仕上がっています♡

 

  

主人公は不登校だった中2の男の子

 

仕事本というと『13歳のハローワーク』が有名です。

しかしこの本は趣が違い、『13歳の~』のようにいろんな職種が載っている辞典的なものではなく、中2の男の子を中心に話が展開していきます。

 

この中2の男の子、東京で中学受験をして希望の学校に入ったけど、途中で不登校になり、お母さんの実家がある広島で地元の中学校で再出発するという設定です。

挫折体験のある子を主人公にすることで、おしつけがましくない感じになっています。

 

要所要所で実際に働いている人の体験談などが挿入されており、具体的な職業の内容や、どうしてその職業についたかといったことが記載されています。

 

マンガとイラストも多く、かといって文字も少なすぎず、読み進めやすかったです。

 

イラストたくさんで、わかりやすい!/

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仕事は誰かの役に立つこと

 

一瞬、道徳的!?、と警戒してしまったんですが、『誰かにとって必要なもの・ことが、社会の中で仕事として存在している』

つまり人の役に立つもの・ことを提供することが価値を生み、お金になり仕事として成立するということです。

 

なぜ僕らは働くのか、その答えの1つは助け合いでつくられるこの社会の一員になるためです。

 

日々の生活のバタバタに流されて、そうした根本的なことに目を向けることがなくなっていたので、ハッとさせられた一文です。

 

 

やりたい仕事の見つけ方~常にアンテナを立てておこう

 

子供のころから、やりたい仕事が決まっていて、その道で有名になった人(サッカー選手など)のインタビューなどが、テレビや雑誌などでは目につきます。

私はそうしたものを見て、中高生時代は焦っていたのですが、

『やりたい仕事がまだなくても大丈夫』

と励ましてくれます♡

 

成長して行動範囲が広がったり、自分の力でできることが増えたりして、少しずつ世の中のことを知っていくと、やりたいことが見えてくるもの。(中略)早いうちからやりたいことがあるからすごい、やりたいことが見つかっていないとダメ、というわけではありません。

 

しかし、ただ目標が見つかるのをぼんやり待っているのではダメで、いろいろなことに興味を持って、アンテナをはって、まず一歩を踏み出してみることが大切と教えてくれます。

 

これは、大人も心にとめておきたい点だと思います。

人生のステージで、優先しなければいけないことや興味があることは変化していくもの。

そうしたとき、柔軟に生活も変えていくためには、こうした気持ちの持ちようが大切なんだろうなと思います。

 

 

好きなことは仕事にできない?

 

「自分の『好き』を伸ばして仕事に結びつける」と、子供に対して言う人がいます。

しかし、サッカーが好きでもプロの選手に慣れるのはごく少数だし、私はこういういい方にはかなり懐疑的でした。

 

この本では、そのあたりについても『「好き」と「やりたい」だけではやっていけない』とはっきり書かれています。

 

そして、『好きを活かせる仕事は1つだけではない』ことや、『好きを仕事に混ぜ込む』こと、『好きは趣味にして、得意なことを入り口にする』ことなどが語られます。

私自身も、「こう考えればいいんだ~」と頭の整理ができました♡

 

 

仕事がうまくいく人の行動の特徴

 

「良い生き方、働き方ができる人は、いい偶然を自分の力でつかめる」

 

 20世紀末、スタンフォード大学のクランボルツ教授は、そんな人になるための、大事な行動の要素を5つあげています。

 

この部分は、ビジネスマン必見!

 

1 好奇心:いろいろなことに興味を持っていると、どこかで自分の人生を好転させてくれるチャンスもつかむことができます。

 

2 持続性:やり遂げることで、それが自分にとって意味のあることだったのか、そうでなかったのかが、ちゃんとわかります。

 

3 柔軟性:過度なこだわりを持たず、新しい視点などを積極的に取り入れる、柔軟性を持つことで、これまでにない経験をすることができるようになります。

 

4 楽観性:不安におしつぶされず、「きっと大丈夫!」とポジティブな態度を取ることが、難しい挑戦を成功に導くカギとなります。

 

5 冒険心:一歩、踏み出してみましょう。挑戦の結果がわからなくても、自分がやってみたかったら行動してみましょう。成功の反対語は失敗ではなく、挑戦しないことです。

 

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幸せな生き方・働き方はあなたが決める

 

最後にご紹介するのが、このトピック。

私が一番、印象に残った部分です。

 

アップル社の創始者スティーブ・ジョブスは、かつて、こんなスピーチをしました。

 

私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしています。『もし今日が最後の日だとしても、今日やろうとしていることをするだろうか』と。『違う』という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。

 

この言葉は、自分の心に素直に従うことの大切さを教えてくれます。

 

自分の人生の主役は自分であり、生き方の決定権も自分にあります。人生は一度きり。覚悟を持って、自分が納得できるように生きる、充実感を得られるように働く。それが何よりも幸せなことだと思います。

 

親や先生の意向に沿い、自分の心の声を聴きにくくなっているティーンたちだけでなく、迷いながら悩みながら生活している大人にも重要な視点であると思います。

 

 

おわりに

 

仕事は、日々の糧をえるために必要なもの。

特に、今のように経済がどうなるか、先行き不透明なときには、「仕事にやりがい」とか甘いことを言っている場合ではなく、「とにかく生活費を稼ぐ」のが最重要課題です。

 

しかし、そうした余裕のないときこそ、この本を読んで仕事の根本を考え直してみて、来るべき変化に備えることも大切な気がします。

 

わたしは『人生100年』といわれ、かつてあった『定年退職して年金でゆっくり隠居』というシナリオを描きにくくなっているこの時代、『今の仕事は、いつまでできるんだろう。年金も少ないだろうし』という漠然として不安を感じています。

 

しかし、この本を読んで、最初に描いたライフプランがそのまま実現することだけが、素晴らしいわけではなく、変化することも重要であること、また、幸せな生活を送るためには、自分や社会の状況によって、『変化はむしろ必要なこと。

そのためにアンテナを立てとけばんだ』と思い至り、気持ちが若干、軽くなりました。

 

中高生はもとより、大人にもおすすめなこの本、帯にも書かれていますが、読後の満足度は高いです♡

気になったら、ぜひ、ご一読ください✨

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!