シングル&ワーキングママのぽんちゃん日記

公認心理師でシングルママの情報発信ブログです♪ 不登校気味の娘やお金ことなど、尽きない悩みを力強く乗り越えたい♡

【本の感想】学校では教えてくれない自分を休ませる方法

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精神科医の井上祐紀さん著の『学校では教えてくれない自分を休ませる方法』を読了しました。

 

この本のメッセージは、休むことは悪でも負けでもないというもの。

 

きちんと休むということの大切さ、そしてきちんと休むための方法が丁寧に書かれています。

 

今回は、この『学校では教えてくれない自分を休ませる方法』の、内容のご紹介と感想です✨

 

 

♪とっつきやすいカワイイ表紙です♪

 

基本、中高生向きの本です

 

この本、『学校では教えてくれない』というタイトルどおり、学校に通う小学校高学年から高校生くらいまでを対象に書かれた本です。

 

うちの中2の娘は、学校になかなか行けていない状況なんですが、お休みしていても、きちんと休息できていなさそうなときもあり、『娘が読んでくれないかな~』と思って購入しました。

 

娘が読む前に私も読んでみたんですが、大人な私でもすごく面白いというか、興味深かったです。

 

語り口は子ども向けで柔らかいんですが、内容的には仕事を休職している人のリワークに通じる内容で

 

最新の認知行動療法やマインドフルネスの知見も、ふんだんに盛り込まれていました。

 

本書の最後に番外編『大人たちへ伝えたい』として、保護者などへ向けた内容が記されているのですが、この番外編以外にも学ぶことは多かったです。

 

♪絵や図も多くて読みやすい♪

 

学校を休む=休めているとは限らない

 

これは本当にそうだと思います。

 

疲れたら、無理をしないでしばらく休めばいいとは、よく言われるところですが

学校を休む、仕事を休む=休めているとは限らないんですよね。

 

いざ休んでみても、サボっているのではないかという罪悪感や、周りに置いていかれるのではないかという焦燥感があったり

 

休んで家にいても、家が安らぎの場になっていなかったり

 

学校や仕事に行かずに家にいても、気持ちは休めていなかったりすることは、自分の経験に照らしても多いです。

 

この本はまず、『休む』ことの意味を丁寧に考え

つぎに自分の状況をステップにそって、自分で分析していくことで、つらく苦しい状況を手放し、真に自分を休ませることができるように方向づけてくれます。

 



『お悩み解決』が興味深い

 

中盤は『お悩み解決』として、『自分の心と体』『人とのかかわり』『上手な休み方』について

具体的な悩みについてのアドバイスが書かれています。

 

トピックは、『そういえば若い頃はそうだったな』というような

 

★自分の外見が気になる

★友だちにきらわれている気が

 

といったものから

 

★自分を痛めつけたくなる

★自分なんていないほうがよいと感じる

 

なんて、ドキッとするものもあり、なかなかの生々しさです。

 

私が好きなのは、いずれの内容についても、おしつけがましくないところ。

説教くさくないといってもいいかもしれません。

 

そして、新たな視点を無理なく与えてくれるところです。

 

例えば、『学校に行く意味がわからない』という悩みに対しては

 

なんのために学校に行き、なんのためにこんなに勉強しなくちゃいけないんだろう?

こんな風に思い始めると、つい『学校に行く意味』を探したくなってしまいます。

でも、それはやめておきましょう。

今はどんなに一生懸命考えても、納得できる答えはみつからないと思います。

(中略)

あなたがこんな気持ちになっているのは、学校や勉強に意味がなくなったからではありません。

あなたがとても疲れ、つらさを抱えたことで、学校や勉強することの意味を感じるゆとりがなくなっているからなんです。

(中略)

こんな状態のときは、『学校の意味』ではなく、『あなたを疲れさせているもの』の存在に気づいて対策を練ったほうがよいでしょう。

引用元:『学校では教えてくれない自分を休ませる方法』p.149~p.150

 

私はすごく分かりやすく、すっと入ってきました。

 

ワーク的なページもある

 

 

必要なところにうまく届くかな

 

この本、娘に読んで欲しくて買ったのですが

読んでくれるかどうかわかりません(^^;)

 

私が付箋をたくさんつけながら読んでいたら

娘が『付箋3つくらいに減らしてくれなきゃ読まないよ』

と言っていました😅

 

とりあえず付箋を2~3個にして、リビングの本棚に置いておこうと思います。

 

うちの娘だけではなく、今現在、しんどい中高生や、そうでない中高生にも、ぜひ、手に取って欲しい本なのですが、本当にしんどい子たちのところへ、ちゃんと届くかなというのがちょっと心配です。

 

なかなか自分で、この本にはたどりつかないと思うので

 

学校の図書室に置いておくなり

家族やスクールカウンセラーなど、周りの人が薦めて欲しいなと思います。

 

おススメしても、読む気力がない子もたくさんいるでしょうが、とりあえず手に届く、アクセスしやすいところにあったらいいなと思う本でした。

 

ほんと、本にも書かれていましたが、大人の有給休暇のように、子どもも、体調不良等の理由がなくても、自分の主導権で自主的に休める、『自主休校日』みたいなのが年に何日かあったら、罪悪感なく心身を休められるのにな、

と思いました!

 

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました♡ 

 

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