シングル&ワーキングママのぽんちゃん日記

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公認心理師(第2回)の合格発表。落ちた人も続けてチャレンジすべし!合格率が46.4%で、前回よりも32.7%と大幅ダウンしたことについて思うこと。

みなさん、こんにちは。

シングル・ワーキングママのぽんちゃんです。

 

第2回公認心理師試験を受験されたみなさま、合格された方も、今回、残念だった方もお疲れ様でした!

 

公認心理師」、ご存知ない方も多いと思いますが、心理系の唯一の国家資格でそういう資格があるんです。

そして、この記事を書いている少し前の2019年9月14日(金)、第2回試験の合格発表がありました。

今回は、合格発表の結果をみての感想を、少し書かせていただきます。

 最初にひとことで感想をいうと、「まだ試験2回目で現任者も残っているだろうに、厳しい・・・。これから移行措置が終わるまで、ますます難しくなるのだろうか、不安・・・。です。

 

ちなみに、わたしは予備校の先生でも大学の心理の先生でも、受験用のセミナーの主催者でもない、心理の関連領域(かすっている程度)で働くサラリー(ウー)マンなので、この記事はちゃんとした試験の分析などではなくあくまでただの感想です(^^;)。

 

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<私はこのテキストで勉強しました♡>

 

 

はじめに

衝撃の合格率低下

わたしは去年の秋に行われた「第1回公認心理師試験」を受験し、なんとか無事に合格することができました。

受験資格は現任者枠のGルートでした。

 

Gルートは、ざっくりいうと、5年以上の実務経験者に与えられる受験資格です。

この受験資格についても、「実務経験5年」のところにいろいろ縛りがあって、理不尽なめにあっている人が多く、なんとかならないものかと思っていますが、今回は触れないでおきます。

 

わたしが受けた第1回の試験の合格率は、79.6%でした。

そして、第2回の試験の合格率は、なんと、急降下してしまい46.4%

実に1回目からすると実に33.2%の減少です。

 

すでに試験をパスしているわたしも、知り合いが今回、何人も受けているのでショックでした。

2回目でこんなに急降下するんだ、同じ資格試験なのに・・・。

知り合いのみんなは大丈夫かな・・・、聞きにくいし心配です。

 

 

公認心理師ってこんな人

ここで、公認心理師という言葉になじみがない方も多いと思うので、概要について簡単にご説明します。

 

公認心理師は心理職唯一の国家資格で、文部科学省厚生労働省の共管資格です。

昨年、第1回の試験があり合格した人たちが登録しました。

活動領は、教育、医療・保健、福祉、司法・矯正、労働・産業など、多岐にわたることが想定されてます。

心理師の最後の「シ」は「士」ではなく「師」の方を使います。

臨床心理「士」と区別するためかな?

 

お仕事内容は、心理相談や、心理状態の観察・分析、メンタルヘルス知識普及のための教育・情報提供で、普通に思い浮かぶ心理のお仕事的な感じです。

 

スクールカウンセラーなどで知られている臨床心理士とは、活動領域がかなりかぶっており、やっていることも似ているので区別がつかない方も多いですが、臨床心理士の方は、 民間資格で国家資格ではありません。

 

臨床心理士は、以前から存在しており、原則、臨床心理の専門職大学院に行っていなくちゃダメです。

教育的な背景がわりとしっかりしており、かつ、外からみてわかりやすいので、心理関係のお仕事をしたいと思っている人は、臨床心理士になってする、というのが、これまでの一般的な流れでした。

 

今回、後から、公認心理師という国家資格ができたわけですが、わたしも含め、わたしの周りでは、臨床心理士の資格をもっていて、過去、現在、将来に心理の仕事をしていた、あるはこれからもしていこうという人は、のきなみ第1回の試験を受けていました。

そして、公認心理師の資格をとったあとも、「しばらくは臨床心理士(5年毎の更新)も更新する。」といっている人が周囲では大半です。

今後しばらく、臨床心理士公認心理師の両方の資格を持っている人は多いと思います。

 

心理系の国家資格は、ずっと前から心理業界では創設が待たれていたのですが、学歴要件や医師の「指示」という文言をいれるかどうかのあたりや、いろんな派閥力学で、長年に渡ってもめていて(と先輩に聞いた)、なかなか調整がつかず、昨年、やっと1回目の試験実施に至ったという経緯があります。

ふう~。

 

 

今回の試験は難しかった?これからもどんどん難しくなる?

今年受けた知人は、「問題が難しかった~」、「合格基準下げて欲しい~」といっていました。

 

今年の試験の難易度について

今回、合格発表と一緒に問題を答えとあわせてざっとみたのですが・・・

う~ん。

確かに難しくなっているという印象です。

 

午後の最初の方の問題が、難しい印象を受けました。

問題の番号だと、午後はNo.78から始まるのですが、80番代と90番代後半に、わたしはあまり聞いたことがない単語が並んでいました。

わたしが受けていたら、このあたりの問題については、「なんじゃこりゃ(怒)」と思いますね。

ただ、その後の問題は普通の問題のレベルに戻っている?

 

最初の方に難しい問題が固まっていたので、問題の並び順で、ぎょっとされて動転され、以後の問題で平常心が保てなかった方が多かったのかも。

そうだとすると、もったいないです。

 

問題数(全部で154問)や、問題形式(5者択一、4者択一、5者択二)、配点(知識問題1点、事例問題3点)という基本的なところは、第1回とかわっていません。

 

しかし、全体をとおして、問題の難易度は確かに、

第1回 < 第1回の追試 <第2回 と徐々に上がってきている感じがします。

厳しい・・・。

 

ちなみに、第1回の追試というのは、第1回の試験日が北海道の地震と重なってしまったので、受験できなかった北海道受験組のみ、昨年度中に追試&発表があったものです。

 

公認心理師試験の合格基準は、一般財団法人 日本心理研修センター」HPの公式発表によると、

・総得点230点に対し、得点138点以上の者。

・合格基準は、総得点の60%程度以上を基準とし、問題の難易度で補正するという考え方を基に決定することとしている。

と記載されています。

 

正答率で決めているので、問題の難易度が上がると、ダイレクトに合格率が低下するというわけですね。

今回の結果をみていると、不適切な問題を除き、相当なことがなければ、補正はされないようですし。

今回、採点除外等の取扱いの問題は、1問あり、問20の児童虐待に関する知識問題が除外されていました。

いずれにしても、厳しい・・・。

 

 

精神保健福祉士などと比較した合格率の推移

 ここで、活動領域が大きく重なり、活動内容も一部かぶってくると思われる、精神保健福祉士社会福祉士の試験についてみていきましょう。

 

精神保健福祉士は、1999年に第1回の試験がありました。

  合格率は、

 第1回 89.1%  →第2回 73.2% → 第3回 63.1% 

 で、これ以降、おおよそ60%前後で推移しています。 

 直近の2019年3月の合格率(第21回)は、62.7%でした。

 

社会福祉士は、1989年に第1回試験がありました。

 合格率は、

 第1回 17.4% →第2回 23.4% →第3回20.6%

 で、すごく低く、 

 第8回でやっとこさ、30.0%になり、以後、30%を少し切るくらい、

 おおよそ30%前後で推移しています。

 直近の2019年3月の合格率(第31回)は、29.9% でした。

 

 社会福祉士の合格率はとっても低いですね。難しい・・・。

 

ひるがえって、公認心理師は、

☆第1回(2018年) 

 合格率 79.6% (現任者Gルート 73.4%)

 合格者数 27,876人 (Gルート 12,183人)

 

☆第1回追試(北海道分)

 合格率 64.5% (現任者Gルート 59.5%)

 合格者数 698人  (Gルート 348人)

 

☆第2回試験(2019年)

 合格率 46.4% (現任者Gルート 41.8%)

 合格者数7,864人 (Gルート 4,728人)

*数字は、「一般財団法人 日本心理研修センターHP」より引用。

 

段階的に厳しくなっていますが、精神保健福祉士より厳しくなるペースが速い!

 

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今年の試験の問題と合格率をみて思うこと

 今年の問題は、一部(午後の最初の方)、あまり知っている人がいないんじゃないかという問題が並んでいました。

 

しかし、他はまあ常識的な範囲の問題だったように思います。

受験していたらそうはいってられなかったでしょうが、後で落ち着いてみれば、全体的な難易度としては、上がっているにしても、むちゃなほど上がっているわけではないように思います。

 

第1回もそうでしたが、一部の問題を除いて、総じて良問が多い印象です。

この「良問」とわたしが思うのは、付け焼刃の1対1の機械的記憶では正答までたどり着けないけど、基本的なところをしっかり押さえていれば6割の得点は可能という感触です。

 

合格率が低くなったことについては、午後の最初の難問でつまづいた人が多かったのかもしれません。

最初に動転して、後のとれる問題でも落としたり・・・。

私がそのタイプなので、そう思うだけかもしれませんが。

 

また、病院で心理職としてフルタイムで現役で働いている場合、診療報酬の関係(臨床心理技術者→公認心理師の有資格者になる)で、職場から「絶対に早めに資格をとるよう」言われていた人が、わたしの周りでは多く、みんなでグループを作るなどして、必死で勉強して、ほぼ全員、昨年、受験していました。

 

そうしたことを考えると、今年、現任者ルートで受験した人は、もしかしたら学校の先生等の関連業種の人が多く、準備不足だったのかもしれません。

 

しかし、試験を改めてみると、他の試験と同様に、地道に王道の勉強をし、試験時に平常心を保ち、とれるところで得点していく姿勢があれば、今回うまくいかなかったとしても、準備すればクリアできる試験でしょう。

 

3回目となり、出題形式・内容ともにかたまってきた印象を受けます。

今後の勉強の仕方としては、ブループリントを横目でみつつ、5領域に関する基礎知識、法知識を地道に幅広く勉強して知識を蓄え、それを事例問題でも活かして正答を考えるという、ザ・王道な準備になるでしょう。

 

なので、現任者講習会を受けた後、ちょっとだけ勉強して受験する、という方法で合格を目指すのは、一種の賭けでしょう。

この記事を読まれていて、来年以降の受験を考えてらっしゃる方は、「なぜ、この技法が必要とされているのか」、「クライエントにとって最善の道は何か」等を考えつつ、地道に勉強するのが近道であると思います。

 

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 わたしがとった勉強方法については、よかったらこちらを参考にどうぞ。

www.ponchan.blue

 

 

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これから公認心理師の資格はどうなる?

心理職はもともと非常勤職が多く、職種としては不安定です。

そして、この状態は、公認心理師の資格ができたからといって、簡単に変わるとも思えません。

 

業界のアンケートによると、非常勤で仕事をしている人、複数職場の兼務の人も45%程度となっており、雇用が不安定であることがわかります。

臨床心理士の資格をとって働く場合、原則、学歴は大学院卒となるんので、学習に費やす費用や時間を考えると、割にあわないおいしくない職種です。

 

これまで、あまりそのあたりが世間的にクローズアップされてこなかったのは、心理業界で働いている人は女性が多く、子育てをしながら働くという人が多かったからかもしれません。

 

臨床心理士で病院と並ぶ働き場所のスクールカウンセラーをみると、時給は5000円以上(わたしが住んでいるところでは5200円くらい)と、パートとして考えた場合、とても効率よく稼げます。

しかし、1か所の学校について、勤務回数は年間35回、勤務時間は1回6時間等のしばりがあります(わたしの住んでいる地域)。

1校だけだと年間100万円程度の収入ですね。

 

なので、病院の非常勤+スクールカウンセラー等で勤務している人を、よくみかけます。

家計を支える人がほかにいて、+アルファとしての収入としては充分すぎるくらいですが、家計を支えていこうと思うと厳しいです。

 

わたしは、子どもを出産するまでは、心理系といえる仕事を正規雇用でしていたのですが、子育てで退職しました。

その後、ブログのタイトルにもあるように離婚してからは、心理業界にはかろうじて掠る程度の関連業界に、最初は非正規雇用でもぐりこみ、今、正規雇用で働いています。

わたしは、たいした専門性も持っていませんし、もともと専門分野にこだわっていなかったので、再就職する際には、「雇ってくれそうなところだったらどこでも喜んで!」的な感じだったのですが、ガチ心理職とこだわっていたら、40才代という年齢もあり、安定した収入は得られなかったでしょう。

 

とはいえ、スクールカウンセラーの常勤化もすすみつつあるので、すぐには大きくはかわらなくても、徐々に安定した職業を得やすくなっていく流れにはなっていると思います。

状況は、不透明・流動的ながらも、少しずつマシな方向にいっているような気はします。

 

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おわりに・それでもやっぱり取れるものなら資格はとっておきたい

 心理職は不安定な仕事で、それで生計を安定させるのはなかなかに大変です。

そんな業界の資格をとって意味あるのか、という疑問は当然出てくると思います。

 

しかし、経歴、経験等で受験資格をクリアしている人であれば、やっぱり、特例措置がある今、チャレンジしてとっておくべきだと思います。

 

問題が徐々に問題が難しくなってきており、合格基準が60%の得点というのは動かないと思われます。

今後もあと2~3年は、問題が徐々に難しくなる傾向が続く可能があると思うので、早いうちにチャレンジを開始しておくのがいいと思います。

 

特例措置は、2022年までの5年間の移行期間だけの制度で、現任者等が受験できるのは、この期間だけです。

 

移行期間が終われば、もともと想定されていた、①心理系の4年制大学+心理系の大学院、②心理系の4年制大学+実務経験、③それと同等以上の知識等を有する人(外国の大学の卒業者等)のルートしかありません。

受験資格が格段に厳しくなります。

 

今、安定した職場で働いている人で、公認心理師の資格がなくても、あまり仕事に支障がない人も多いと思います。

しかし、わたしがそうであったように、いつ何時、家族の都合やご自身の体調等で仕事をやめなければいけないとも限りません。

年金もお寒い状況で、かなり長期にわたり、働かなくてはいけない状況になることも十分考えられます。

 

まだ、先行き湯透明な資格ではありますが、診療報酬の点を考えても、臨床心理士公認心理師への流れは確実でしょう。

 

とれるうちに公認心理師資格はとっておきましょう!

2022年を過ぎたら、確実に受験資格という点で、ハードルは上がります。

 

そして、資格を取得したら、そこからがスタートになると思います。

私も、いまの仕事で公認心理師の資格は必要ないのですが、機会をみつけて研鑽にはげみたいと思います♡

 

それでは、このあたりで。

今回は長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました! 

 

Special tahks for you!

 

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