皆様こんにちは!シングル・ワーキングママのぽんちゃんです。
昨年からはじまった、心理系の新しい国家資格・公認心理師の、第2回の資格試験が、2019年8月4日(日)にあります。
私は昨年、2018年9月9日(日)に実施された第1回試験を受験し、なんとか合格できました。
結果をみると、6割の点数をとれば合格できるところ、8割弱得点し(合否の通知に点数が書いてある)、かなり点数的には余裕があったのですが、試験直後は、あまりの手ごたえのなさに、「落ちたかも!」と思っていました。
そこで、今年受験予定の方や、来年以降、受験を考えている方に向けて、昨年、私がやった勉強方法と、その時の反省も含めて、「今年受けるんだったらこうする!」というのをお伝えします。
直前の時期なので、実際に私がとった勉強方法については、今から準備する方が今年の受験でも利用できそうなところだけ書きました。
さらに、公認心理師ってなに?臨床心理士とどうちがうの?使える資格なんだろうか?取得するまでの費用はどのくらいかかるの?
といった、私のまわりでもあるあるな疑問については、機会をあらためて書こうと思います!
合格して、登録すると、こういう登録証がもらえます!
色が微妙だけど、先行する他の資格ですでにいろいろな色が使われているから、こうした色しかなかったんでしょうね・・・。
受験する人、紫ファイルをもらえるようにがんばれ!
はじめに~私はこういう人です!バックグラウンドを少し~
まず、予備校の先生ではありません。
つまり受験対策は、まるっきりど素人です。
さらに言えば、ブログも始めたばかりなので、ページもかなりどんくさくて、読みにくいと思います。
臨床心理士資格は、一応、持っていますが、この間、3回目の更新をしました(5年に1回の更新です)。
つまり、系統だって心理の基礎的な勉強をしたのは、だ~いぶ前です。
受験区分は「G」で、現任者講習会を受けて受験資格を得ました。
さらにさらに、現在の職業もがっつりな心理職ではありません。
心理関係にはかすっている程度です。
周りで公認心理師を受験したり、これから受験する人もチラホラとしかおらず、情報に偏りがあると思います。
そんな私なので、すでにご自身の勉強の方針に迷いがなく、日々、頑張っている方は、この記事を読んでいる暇があったら、勉強に励んでください。
お勉強の合間に、「こんな人でも大丈夫なんだ!」「安心!」とブレイクしたい人や、仕事が忙しくて、どこから手をつけてよいかわからず、不安と混乱の中にいる方は、つづきを読んでね!
私の勉強方法~第1回試験受験~
勉強を始めた時期
私の場合、だいぶ前に学校を卒業したので、試験を受験するためには、「現任者講習会」というのを受けなければいけませんでした。
しかし、初年度ということもあってか、イスの奪い合いが大激戦で、2018年の2月や3月頃にあった、関西近辺の講習会には申し込んだものの、どこもひっかかりませんでした。
しかたなくゴールデンウィークに、名古屋の講習会まで新幹線で行きました。
この時点で、かなり出遅れた感がありました。
さらに、お金がかかってつらい!というのも・・・。
そして、講習会で、講習を受けている人たちと情報交換し、
「これは、早く本格的に始めなければ!」
と焦りだしました。
ちなみに、講習を受けていた人たちは、みな知らない人たちだけど、妙な連帯感があってそれなりに楽しかったです。
時期が時期なだけに、地元の講習会に応募してダメだった人が多く、みな講習会にすべりこみで参加でき、「今年受験できそうでよかった~」という感じでした。
しかし、仕事や子どもの都合で、実際に勉強を始めたのは6月に入ってからでした。
試験を受けるまで、実質的に勉強したのは3か月です。
しかも仕事と子育てをしながら。。。
3か月が社会人の勉強として、長いのか短いのか、よく分かりませんが、けっこう焦って大変でした。
具体的な勉強方法~使った本など~
昨年は、試験自体が初年度ということで、どんな問題がでるのか、どの程度レベルの問題が出るのかまったく分からず、不安だらけでした。
頼ったのはブループリント!
試験実施機関である「一般財団法人 日本心理研修センター」が出している出題範囲です。
ホームページは、「心理研修センター」で検索するとすぐに出てきます!
ブループリントについては、私の周りでは、「全然、実際の試験と違うやん!」という意見もちらほら見られたのですが、私は、けっこうこの範囲だった気がします。
いかんせん、ブループリントの表記が抽象的なので、いろいろみんな思うんでしょうね。
これをみると、めっちゃ範囲が広い!しかも、表現が抽象的!
心理関係(+福祉っぽいのや、医学っぽいの)全部じゃない、全部!
という感じで途方にくれました。
そこで、講習会を受けた人に勧められた本、
「公認心理師必携テキスト」を5000円弱(高い!)出して購入し、これを中心に勉強しました。
この本は、賛否両論ありますが、私は重宝しました。
解説は比較的詳しめだし、急いで作ったであろう割に、大きな間違いはないし。
なんといっても、これは巻末に、ブループリントとのテキストのページの対照表がついているので、とても便利でした。
勉強の仕方としては、
①対照表を頼りに、ブループリントに出てくるキーワードを、気になるところ(自分が分かってないやばそうなところ)から、地道にマークしてき、その周辺の文章を読む。
②ある程度、それが進んだら、その項目を、ざっと通してよむ。
③足りないと思うところは、ネットで厚労省や文部省のHPに出ているガイドラインや指針などを中心にみてみる。
④知識があやふやなところは、100均で買ったA5版のルーズリーフに1ページ、1トピックで記載し、それを持ち歩いて覚える。
という、「高校生か!」というような地道なことをやっていました。
結果的に、「現任者講習会のテキスト」と、この「公認心理師必携テキスト」を中心にお勉強しました。
下の写真の本が現任者講習会のテキストです。
私は2018年用の初版本を買ったのですが、そうとう急いで作ったのか、ありえないほど多くの誤字、脱字、誤記があって、「本代返して!」という感じでした。
他によくみたテキストは、「公認心理士試験 これ1冊で!最後の肢別ドリル」などです。
この本は、特に 法律関係の解説 がわかり易く、そこを中心にみました。
不安のあまり河合塾のWeb講座も!
試験1か月半前の頃、不安が高じて、河合塾KALSの公認心理師国家試験対策講座も申し込み(けっこう高かったです)、Web講義を通勤電車の行きかえりに、スマホで聞いていました。
これは、朝や夕方の集中力がない時間を利用できるし、耳から音声が入って記憶に定着しやすいしで、私的には大満足でした!
河合塾の先生たち、ありがとう!
実際に第1回試験を受験をしてみての感想
試験の形式
試験の形式は、マークシートのみで、記述はありません。
問題数は、午前77問、午後77問の合計154問でした。
試験時間は、午前2時間&午後2時間の合計4時間です。
なので、平均して1問1分半くらいで解くペースになります。
また配点は、試験前は公開されていなかったのですが、一般知識が1点、事例問題が3点でした。
文字の分量や配点からすると、知識問題はさっさと片付け、事例問題で問題文の情報の読み飛ばしをしないよう時間をかける、というところでしょうか。
問題の形式は、
①5つの選択肢の中から1つ選ぶ
②4つの選択肢の中から1つ選ぶ
③4,5つの選択肢の中から2つ選ぶ。
というパターンでした。
試験用紙の文字はフォントが大きく、また、誤っているものや不適切なものを選ぶ場合には、「不適切なもの」など、アンダーラインがひいてあったので、ミスがはいにように、親切にしているのかな~と思いました。
試験問題は、2018年9月の「第1回目」のものも、同年12月の追加分も、解答とともに公開されています。
これも、「日本心理研修センター」のホームページで見ることができます。
問題の内容について
実は試験前は、初回の試験だし、「奇問や、超簡単な問題、反対に超難問が多いんじゃないの~」と思っていたのですが、受けてみると、良問が多かったという印象です。
意味を十分理解しないまま、キーワードと一行解説だけ覚えていたり、他の事項との関連を意識しないごくごく表面的な理解だったり、呪文のように専門用語を覚えているだけでは、対応できない問題が多かった印象です。
反対に、ごくスタンダードな勉強を地道にしており、普通の感覚をもっていれば(事例問題も多いので「普通」というか常識的な感覚は必要)、特殊な才能がなくても、充分に合格点がとれる試験です。
でも、謎の偏りはありました。ロールシャッハは1問も出ず、森田くん(森田療法)が午前1問、午後1問と合計2問も出ました。
びっくり!です。
内観療法も出たし。。。
お昼休みに、午後のための準備をしていたのですが、「午前中でた森田くんは、午後はもう出ないや。」と思ってスルーしてしまいました。
ちゃんと見直しとけばよかった!シクシク。
受けた直後の感想とその後
結果的には、230点中180点台(合格点は6割の138点)とれ、点数的には余裕だったのですが、受験直後はまったく手ごたえがなく、「落ちたかも~(^^;)」と思って、発表までビクビクしていました。
予備校や大学の先生たちが出している予想正答も、けっこうなばらつき方でした。
(試験結果が出るまで、正答は公表されていなかったので、いろいろ意見が出ていました。)
予想外に長くなってしまったので、ここから先は<その2>
「私が今、受験するんだったらこうする!」でお願いします!
See You Later!