2021年1月中旬に、娘の中学受験が終わりました。
いわゆる難関校ではないけれど、娘が行きたがっていたのんびりとした雰囲気の中高一貫の女子高に合格し、春から中学生です。
これまでいくつか中学受験関係の記事を書いてきたのですが、このブログ内にちらばっているので、忘れないうちにまとめることにしました。
この記事は、そんなわが家の中学受験のおまとめ記事です(^^)
灘や東大寺など(←うちは関西在住です♡)いわゆる超難関校に合格された方の体験談はよく出てウェブ上に出ていますが、難関校ではない普通の学校に行くことになった人の記事もたまにはいいかな、と思ってのアップです。
また、中学受験の記事ではありますが、たくさんある資料の整理の仕方など、中学受験と関係ない方にも参考にしていただける記事もあります。
中学受験に関心のある方はもちろん、そうでない方も、よかったら是非、のぞいてみて下さい♡
ちなみに、タイトルの「中学受験は人生修行」というのは、通っていた塾の先生がおっしゃっていたことです。
先生がおっしゃった意図とは違うんでしょうが、私も実際に子供が受験しているのをみていて、本当にそうだと思ったのでタイトルにしました。
12歳の子が生まれて始めてといっていいほど、合否がはっきりわかる試練にさらされるのが中学受験。
受験までの数年に及ぶ準備過程も、過酷な受験期間も、本人も親も悩んだり戸惑ったりときとして希望を感じながら、歩んでいきます。
まさに人生修行ではないでしょうか。
では、さっそくどうぞ!
- 最初にわが家の事情から
- 関西の中学受験事情~中学受験の基礎知識
- 塾の費用はおいくら万円?
- お勉強、効率化計画!
- やっぱり受験勉強は大変。コロナの影響でもっと大変
- 中学受験がゴールではないということ
- 体調不良に見舞われる
- 受験する学校選び
- いよいよ受験前夜
- 受験本番、そして受験終了!
- おわりに
最初にわが家の事情から
うちの子は、小4から浜学園のウェブ講座を受講し、小5から通塾にかえて受験準備をしてきました。
しかし、小5の後半から起立性調節障害になり、長時間の勉強が難しい状態になっちゃったんです。
なんと、学校も休みがちになりました。
そんな状態だったので、受験そのものをやめた方がいいのではないかと私は思い、子供と何度か話し合ったのですが、若干、男子が荒れ気味だった小学校の雰囲気が嫌いだったようで、「絶対にこの雰囲気で中学校を過ごすのはイヤ」と主張。
受験準備を続けることにしました。
当然、夜9時頃まである塾には通える状況ではなく、小6からまたウェブ視聴に戻して、自宅で細々と受験準備(といえるような内容ではないですが)を続けてきました。
科目も一時期は国、算、理、社の4科目を学習していたのですが、とてもじゃないけど、分量が多すぎるので、早々に社会をやめて3教科にし、3教科でもしんどいので、結局、受験は国&算の2教科で受けられるところにしました。
体調にかなり波があったのですが、体調が悪いと座っているのもしんどいので、本番の試験で体調が多少悪くても耐えられる試験時間ということで、2教科にしたんです。
そんな状態なので、あまり大きな声で「中学受験しました!」といえるほど、勉強できていません。
でも、それがうちの子のペースなのかなと思っています。
子供がお気に入りの中学校に入学できることになり、配送された制服を着てキャッキャと喜んでいる子供をみるのは私もとってもうれしいです。
起立性調節障害の方も、子供にあったお薬を処方していただいて、だいぶ体調が安定してきています。
あとは、ちゃんと元気に中学校に通ってくれたらうれしいな、という今日この頃です。
ではいよいよ、本編(?)です!
関西の中学受験事情~中学受験の基礎知識
中学受験事情は、地域によってかなり違います。
私が住んでいる関西は、例年、1月中旬の約1週間に集中して入試が行われます。
3日のうちに4校や5校も受験することもあり、かなりな強行スケジュール。
朝、A校を受けて、同じ日の午後(夕方)、B校を受験するなんてこともあるんです。
午後の試験では、中には寝ちゃう子も毎年いるとのこと。
★【関西の中学受験事情】試験日が重なりつつ続く超過密スケジュールにびっくり!
子供が小5のときは1月18日(土)と19日(日)が試験日程の山場で、今年は1月16日(土)と17日(日)でした。
★【関西の中学受験事情】1月18日(土)と19日(日)が試験日程の山場【2020年】
1月に試験が終わるので、塾の新学期はどの学年も一足早い2月からスタートです。
★【中学受験】2月から新学年スタートです♡塾では早くも新6年生【関西】
塾の費用はおいくら万円?
中学受験の費用、気になる方が多いと思います。
塾によって費用は異なると思いますが、うちの場合、通塾してポピュラーなコースをとっていた小5の費用は、テキスト代、公開テスト代や夏期や冬期の講習費用もあわせて、約73万円でした。
塾の引き落とし分を単純に足し算した金額です。
最難関コースなどのプラスアルファはとっていないので、そうしたコースを取る場合、もう少しかかります。
また、この70万円というのは、授業料とテキスト(けっこうな金額になる)の金額で、実際に通塾するとなると、交通費やお弁当(夕食がわり)の材料費など、ちょこちょこ余計に費用がかかります。
さらに、小6はかなり費用がアップします。
授業時間も増えるし、プラスアルファの講座も増えます。
わが家は、小6は子供の体調の関係でウェブ中心にしたので、小5よりだいぶ安くなりましたが、普通にいくと90万円台に突入する計算です。
最初に高い!と思ったのが、小5のときの夏期講習でした。
(ブログを書き始めたばかりの頃で、中学受験に関係ない部分も入ってます(^^;) ↓ )
★【お礼】自信喪失記事を読んでくださった方、ありがとうございます!そして、子どもの夏休みが始まる・・・塾の費用が高くてびっくり!
今年度は、コロナの緊急事態宣言で通塾もなくなったりして、ちょっと返金があり、ママはうれしかったです♡
★【緊急事態宣言の影響】学校も塾も4月はお休み。塾はウェブ授業で20%返金、小学校はデジタルドリルを導入!
子供の塾の費用としてはかなりの高額ですが、中学受験の内容は学校の勉強とは全く別物なので、塾の力を借りなければかなり厳しいです。
それでみんな塾に行くんですよね。
無理やりいいように考えれば、中高の学費も同じような金額か、ちょっと高いだけであることが多いので、そのまま私立の中高に通っても、さほど家計にダメージがないというか、そこんとこ、割り切らないとやってられない感じです(笑)
お勉強、効率化計画!
中学受験は、なにせすることが多いです。
内容も、小学校の勉強とはまるで別物の内容なので、小学校の宿題をいかに手を抜いてやり(小学校の先生すみません)、塾のお勉強をいかに効率よくするかが勝負。
子供が復習テストや公開テストで間違えた問題をまとめたノートを親が作ると、けっこう効率的に弱点がつぶしていけます。
私はA5のルーズリーフに間違えたところを書いて、子供が見る気が少しでも起きるように、かわいいファイルに入れてました。
こうした間違いおまとめノートは、本当は自分で作るといいんだろうけど、たぶん、ほとんどの小学生は自分で作れない・・・と思います(^^;)
通っていた塾のアドバイザーが、お子さん四人全員を東大医学部に合格させた佐藤ママ(合格したのはお子さんだけど)だったので、佐藤ママのお話を聴く機会などもありました。
★【中学受験】賛否両論。お子さん4人が東大理Ⅲに合格した、佐藤ママこと佐藤亮子さんの講演会に行って思うこと。
『4人きょうだいで、医学部以外に行きたいと思う人はいなかったのだろうか』等、いろいろ疑問はわき、佐藤ママのお子さんのサポートの仕方もかなり極端で、とても私にはマネできるものではないと思ったのですが、効率的に目標達成する方法としては、部分的に取り入れたいと思うところも多々ありました。
このあたり(↓)、中学受験でなくても、高校、大学受験、さらには日常生活でも使えます。
★【中学受験】勉強準備、効率化計画。東大理Ⅲ4きょうだい佐藤ママのまねっこ小ワザ5選!
また、集中力はあまり続かないという事実をふまえ、ダラダラ机に向かうのではなく、ストップウォッチやキッチンタイマーを使って、短い時間集中してやるのを繰り返すのも効率的です。
塾でも、計算問題はダラダラせずに、10分で集中してやるように言われてました(^^)
★これで子供の集中力アップ!?おすすめ!ストップウォッチ勉強法!
★小学生新聞も中学受験の鉄板アイテム!中学受験の情報もたくさん載ってます♡
【子供新聞】とるなら毎日発行の朝日小学生新聞がおすすめ!中学受験する人もしない人も、大人も楽しめます♡
やっぱり受験勉強は大変。コロナの影響でもっと大変
最初に私が面食らったのが、プリントや教材の量。
うっかりしていると雪崩を起こしそうな量でした。
★ 【夏期講習&大阪レトロビル】テキストだらけで、大混乱の中学受験。プリントの山は表層なだれを起こす。
そして、通塾を始めても、なかなか成績が思うように伸びない悩みも。
★【中学受験・理科の成績】ぐんぐん伸びる?伸びてもらいたい。いや、伸びてもらわなくちゃ困る!
成績の悩みが高じて、『塾、子供にあってないのでは』との迷いが生じました。
★【中学受験】転塾すべきか、踏みとどまるか?転塾のメリットとデメリットについて考えた。
結局、『子供が塾のクラスの雰囲気が好き』とのことで、そのまま塾をかえることはやめました。
確かに、予習&復習の仕方や、単元の進み方、テキストの書きっぷりなど塾によって違い、そうした基本的なところを変える負担は小学生には大きいです。
総合判断などで、正解はないでしょうが、個人的には『よほどのことがない限り、塾は途中で変えないほうがいい』『塾を変えるなら早いうちに』と思っています。
そうこうしているうちに、これは今回特有の事情でしょうが、コロナで緊急事態宣言が出て休校、休塾に突入。
カオスな状態がしばらく続きました。
★【小中高全国一斉休校】安倍首相のびっくり発言から2日。シングルで小5の子どもがいるわが家の現状。
★【続く休校・休塾】小学校の先生も、塾の先生も大変!いろいろ、ありがとうございます♡【コロナ騒動】
中学受験がゴールではないということ
中学受験の真っただ中にいると、しばし忘れてしまうのが、『中学受験がゴールではない』ということ。
あたり前のことなんですが、渦中にいるとついつい目先の偏差値などに目が行き、『あこがれの中学に入ったら、素敵な未来が待っている』と、特に親は思っちゃうんですよね。
最近、中高一貫校に入っても、途中で地元の公立中へ転校する子も多いとのこと。
偏差値の魔法に惑わされず、子供のキャラクターと意見を聞いて、学校選びは行いたいものです。
それでも入ってみて、「やっぱり合わない」とか「陰湿ないじめが」等、予期せぬ出来事が起こる場合はあるでしょう。
そうした場合、転校するのはごくまっとうな選択だと思います。
いずれにしても長く続く人生、その時々の選択が良かったと思えるように、周りに惑わされない判断軸を持って生きていきたいものです(←自分に言い聞かせてます)(^^)
体調不良に見舞われる
小5の最後の方で、起立性調節障害になった(診断されたのはもっと後)というのは、うちの子特有の状態ですが、 途中で気力が減退するということも含めて、調子が悪くなるというのは、ありうること。
なので、ご参考までにこのおまとめページにも載せました!
★こどもは小6、体調不良で中学受験が赤信号。というか受験どころじゃなくなってます【起立性調節障害】
受験する学校選び
受験する学校選びというのは、偏差値をみつつ、路線図を開いて通学に負担がない範囲にある学校をみつつ、塾の先生に相談しつつ、あこがれの学校からまずまずの学校まで、あちこちのオープンスクールに行くのが一般的でした。
一般的『でした』と過去形で書いたのは、今年度、コロナでオープンスクールが中止になったり、人数を非常に絞った学校も少なくなかったからです。
学校によってはウェブ上で、『見学』できるようにしているところもありました。
行けるものなら、オープンスクールは行っておいたほうが、実際の雰囲気が分かるし、通学する場合の負担もわかるのでいいです。
小6だけでなはく、小4あたりから少しずつ行きだして様子をみてもいいでしょう。
★中学受験は入試説明会&オープンスクールが花ざかり。昔とはいろいろ変わっています
いよいよ受験前夜
そうこうしているうちに、12月になりいよいよ受験のカウントダウンが始まりました。
子供が小5のときに書いた記事もあるのですが、受験前に役立つ記事や面接用の服を選んだ際のことなどを集めています。
『受験心得』などは、中学受験だけではなく高校や大学の受験にも役立つと思います。
★【中学受験】受験直前期に親ができることを考えてみる。親ができること5選プラス1。
★【中学受験】塾からのプレゼント♡合格セットと受験心得十か条
★わがまま娘のこだわりで、面接用の服、いまだ決まらず【関西の中学受験】
受験本番、そして受験終了!
いよいよ受験本番です。
ここまでくると、もう落ち着いて受験できるように体調を整えることに集中。
親の私自身も、自分が受験した時以上に緊張していたので、『平常心、平常心』と自分に言い聞かせていました。
★いよいよ中学受験の本番。受験生に贈る言葉『中学入試受験心得』を子供と読みかえす。共通テストにも役立つかも!?
受験終了!コロナも娘の体調不良もあったなか、無事に受験できたことに感謝!
第一志望に合格してもしなくても、受験終了後にお子さんにかけて欲しい言葉が、『いい学校に行くことになってよかったね』というような肯定的な言葉。
これはだいぶ前ですが、私が心理職として10代の子たちと、たくさんかかわっていたときに思ったことです。
中学受験での挫折が尾をひいて、その後の生活がうまくいかないケースをたくさん見てきました。
子供の話を聴いていると、挫折感や自分はダメという感覚って、第一志望に行けなかったこともさることながら、それよりも、『親の期待に応えられなかった』『親をがっかりさせてしまった』という思いが強いように感じました。
中学受験は、高校受験や大学受験と違い、子供がまだ未熟なので『親子でやる』感覚が強いし、時間もお金もかけてするものなので親も大変で、子供はそんな親の気持ちをことさら感じ取ってしまうんでしょう。
中学受験で第一志望に合格する率は、いろいろ数字はあるのですが、5割とも3割りだけともいわれています。
特に難関校を第一志望にしている場合、合格できないことも多いでしょう。
第一志望に合格できなくて、親もがっくりきているでしょうが、ここはひとつ『頑張ったね』『よかったね』と大げさなぐらいに、受験を終えた子供をほめたたえましょう。
言っているうちに、親もきっと子供が進学する学校が、『よかった』と思えるようになるでしょう。
おわりに
私自身も中学受験を経験しており、娘の受験準備を始めるまえは、だいたいのことは分かっている つもりでした。
でも、いざ始めてみると受験事情や人気な学校のラインナップが私が、受験したころとは大きく変わっていました。
もともと男子校あるいは女子高だったところが共学になったり、新設の人気校ができていたりと、学校事情は本当に変動。
塾の受講の仕方も、昔はなかったウェブが加わっていたりしました。
でも、問題の内容は、さほど変わっていないところも多かったりして、いろいろ面白かったです。
中学受験関係で記事を最初に書いたのは、実はこの記事。
ブログをはじめて2つ目か3つ目くらいの記事です(笑)
子供と一緒に塾のお勉強をしていて、特殊算がかなり特殊(笑)(中学生以上ではお目にかからない)で面白かったので、昔一通り自分の受験でやったことがあって要領がわかったので、記事にしました。
当初、特殊算のことをいろいろ書いていこうかなと思ったのですが、塾の先生たちや理系の親御さんが書いた立派なサイトがあるし、面倒すぎてすぐに挫折しました。
中学受験は終わりましたが、学校生活は思春期にさしかかるこれからが、ある意味本番です。
『この学校に入ってよかった』と思える学校生活を、娘には送って欲しいです♡
長々とした記事になりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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