最近続けて読んでいる、原田ひ香さんのベストセラー『三千円の使いかた』を読み終わりました!
原田ひ香さんの小説は、これまで
4冊続けて読んだ(聴いた?)あと
『一橋桐子の犯罪日記』を紙の本で読んでからの
『三千円の使いかた』です。
『三千円の使いかた』は2021年の出版。
一時期、梅田の紀伊國屋に平積みされており
ちょっと気にはなっていたのですが
タイトルからハウツー 本、あるいは、
思ってしまい、手に取ってはいませんでした。
で、原田さんの本を数冊読んで
面白さがわかってから、そういえば
『最大のヒット本を、まだ読んでいない』
と気が付き、遅ればせながら読んでみたものです。
♪帯を外すとこんな可愛いイラスト♪
ストーリーは
会社員の美帆(24歳)
美帆の姉の真帆(主婦、29歳)
美帆と真帆の母親・智子(55歳)
美帆と真帆の父方祖母・琴子(73歳)
が主要な登場人物で、この家族のお金にまつわる物語です。
原田さんの他の小説と同じく、読んでると
『あるね、あるある、そういうことある!』
と何度も心の中で呟きます。
『あるある、そうそう』感にあふれ
さっと楽しく&面白く読めました。
美帆の恋人が多額の
奨学金という名の借金を抱えており、
しかも恋人の親がお金にルーズ、借金に抵抗感ナシであることが判明したくだりなどは
『やめようよ〜』
『その恋人との結婚は考えようよ〜』
と心の中で叫ぶほど、楽しんで読みました♪
でもね、『三千円の使いかた』というタイトルと
『知識が深まり
絶対『元』も取れちゃう
『節約』家族小説』
という帯の煽り文句(↑)はどうかと思うんだわ。
だって、三千円の使い方、最初に出てはきますが
その後は五百万円だ、一千万円だという話になっていくし、
帯の文句についても
『知識が深まり、元も取れる』
ということはないと思うんですよね。
知識に関していえば
『固定費を見直す』とか
『毎月8万円貯金し、ボーナス時に2万円貯めると、1年で100万円貯まる』
とか『その程度で知識が深まる?』な感じです。
内容と違うぞ〜(笑)
そんな無理して宣伝せんでも大丈夫とちゃう?
そう思いましたね。
♪おやつを食べながら読んだよ♪
そんな小説自体とは離れた文句はあったのですが、一つ、思いもよらぬプレゼントがありました。
本の解説が大好きな作家のお一人
垣谷美雨さんだったんですよ✨
そして、垣谷さんの解説を読んでちょっと衝撃を受けました。
『他人は他人、自分は自分』と、
あなたは心の底から割り切れていますか?
というタイトルの解説で
タイトルからしてなかなか怖いのですが
ここでもお金にまつわる話が出てきます。
学生時代は仲が良くても、そのうち未婚か既婚かや、子どもの有無で境遇が異なると、話が噛み合わなくなり、さらに経済力の差によって暮らし方が違うので、ますます噛み合わなくなる。
親友と一緒に旅行の計画を立てようとしたけど、どうしても折り合わず、一緒に行くのは諦めた
というエピソードを目にしたときは
『う〜ん、それはちょっと辛い』となりました。
だって、これから昔の友達と一緒に旅行などして遊ぼうと思ってたのに💦
結婚していた頃、私が友達と連絡したり会ったりすることを、元夫はとても嫌がっていました。
それで私も自粛して連絡を控えたり、集まりに参加しないうちに、どんどん学生時代の友達と疎遠になってしまいました。
(今から思えばもっとちゃんと、自分のやりたいことを主張すればよかったよ💧)
離婚して数年経つ今、やっと昔の友達との関係が復活しつつあり、子どもも年々、手がかからなくなっているので
『これから学生時代の友達と遊ぶぞ✨』
と楽しみにしているんです。
それって、実現が難しいのかな?
と垣谷さんの解説を見て、思っちゃいました。
でも、内館牧子さんの小説には定年退職する年代で、また学生時代の仲が復活する話もあったりするので(男性主人公だけど)、一概には言えないかもしれない
とは思っていますが、どうなんでしょう。
とりあえず休日に学生時代の友達数人と、ハイキング(?)に行く予定があるので、そうした機会を大切にして旧交を深めてきますね✨
急に寒くなりましたが、みなさま、お体にお気をつけください。
ではでは
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