コロナで外出しにくい中、ネットで注文していた本が届きました。
モデルの冨永愛さん著『美の法則』です。
冨永愛さんについては、日本人離れした骨格で、10代から海外のコレクションで活躍していること、シングルマザーとして子育てしながら仕事をしていること程度しか、少し前までは知りませんでした。
がぜん興味がわいたのが、テレビ番組の「林先生の初耳学・パリコレ学」をみてから。
パリコレを目指すモデルさんの卵に、超的確なアドバイスをされていたんです。
「あごを、あと1mm前に出して」とか、「モデルはあご、足、頭(食費、交通費、宿泊費)は自分持ちだから、パリまで行って1つショーに出ただけではダメだというのは分かるよね」とか(記憶が定かじゃないので、ちょっと違うかもしれません(^^;))。
アドバイスを受けた生徒さんたちは、見違えるような動きに・・・!
その後、ドラマ「グランメゾン東京」での美しく存在感あるお姿をみて、ますます気になる存在になっていました。
この本は「冨永愛、初のビューティーブック!」ということですが、タレントさんや女優さんの本にありがちな、コスメの商品名やブランドの説明は一切ありません。
最初の10数ページの美しい冨永さんの写真以外は、ほぼ文字!です(笑)
冨永さんが日々、どういうことを考えて生活しているか、また、これまで生活してきたかが書かれています。
ちょっと、わたしが気になったところをピックアップしてみます♡
美しさの本質を追求していくと、
「今をどう生きているか」
という問いにたどり着く。
「トップモデルになるために、何を学べばいい?」
私はこの問いに、的確にこたえることはできない。
逆に質問するとしたら、「ところであなたは、裸になれる準備はできているの?」。ランウェイを歩くモデルは、写真のように加工や修正がきかない仕事。修正いらずのボディを作り上げ、勝負する。
チャンスが来たとき
掴める自分でいること。
(不安を消すためには、)具体的に何が不安要素なのかを考え、一つひとつ消していく。
日頃のトレーニングで体を鍛えて準備をしておく。
などなど。
こうしたメンタル的な記述以外でも、
洗顔料は「きちんと泡立てること」に尽きる。
など、具体的な指針も随所にあります。
10代のころから、自分を客観的にみつめ、自分と向き合う努力を続けて、世界のトップに上り詰めた冨永さん。
そうした冨永さんだからこその迫力を感じるこの本。
冨永さんは、わたしよりだいぶ年下ですが、同じ女性として、仕事をする人として、子供を持つ親として、いろいろ考えさせられました。
いつでも裸になれる冨永さんに、裸になれない(仕事や日常生活のいろいろでも準備不足な)、そして自分を客観的にみることも、なかなかできない私が学ぶことが多かったです。
子育て中で、日々、あっという間に時間が過ぎていく忙しい人にこそ、是非、読んで気持ちをリセットして欲しいと思える本でした♡
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!