以前読んだモデル・冨永愛さんの『美の法則』が物品の宣伝なしで、内容も濃くてとっても良かったので、今回新しく出た『美を作る食事』も購入しました♡
早速読んだので、忘れないうちに感想を書きます♪
感想を一言でいうと、真似できない。でもステキ♪
一流のプロフェッショナルは違うな~と思わせられる一冊です。
私が購入した書店では料理本コーナーに並んでいました。
確かにレシピもいろいろ載っているのですが、料理本というより冨永さんのライフ・スタイル・ブック、生き方本な感じです。
冨永さんの人生哲学のようなものも、いたるところにその片鱗がみえ、ファンのみならず、しっかり自分を持って生活したい人には、得るものがあると思います。
押しつけがましくないので、ファンじゃない人にも読みやすいですよ。
では、さっそくご紹介します♪
♪『美の法則』♡アマゾンでも300レビュー以上で☆4.3の高評価♪
食べることは生きること
これは本文の終わりに書かれている言葉です。
コレクションが行われるパリ、ニューヨーク等の大都市だけでなく、私的な旅行でお子さんとモンゴルに行ったり、ジョイセフの活動で飢餓に苦しむアフリカなどに行かれたこともある冨永さんの、豊富な経験に裏打ちされた言葉です。
そして
毎日、納得のいく、満足のいく食べ方ができたら、自分をもっともっと好きになれるはず。
自分を好きになることができれば、幸せを感じることができるはず。
誰もが美味しいご飯を真ん中に、笑顔で生きていける世界であってほしい、冨永さんのそんな思いが、『美を作る食事』の端々にあらわれています。
お料理レシピ本ではあるけれど、それ以外のエッセー的な部分も多い、なんだかスケール感のある本なんです。
♪梅田の紀伊国屋で買ったのですが、サイン本でした♪
食べない選択ではなく、食べるものを選択する
モデルである冨永さんにとって、体はまさに商売道具。
美肌や体型維持のため、半端ない努力を続けてらっしゃいます。
しかし、『あれはダメ、これはダメ』となるとかなりストレスフル。
そこで、冨永さんは『食べない選択ではなく、食べるものを選択するという考え方』をします。
そうすると、あら不思議。
ネガティブな思考から一気に解放されます。
『何を食べるか』を日々選択していくという意識を持つと、確かに主体性が増して自分で自分をコントロールしている感じが高まります。
冨永さんは、大好きなラーメンは年2回のみ、でも2回は食べてよしとしているとか、鉄の意志で自分をコントロールしていることを感じます😉
そんな意志の強さや賢さを感じるエピソードが、『美を作る食事』にはいろいろ出てくるのですが、わたしが特にすごいな~と思ったのが、いわゆるPDCAサイクルのようなことを自分の体でし続けているということ。
仕事でよく聞く、『Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)』のアレですね。
毎日、肌のコンディションや体型を冷徹に自分でチェックしつつ、食や美容に関するいろいろな情報を集める。
そしてそれをそのまま鵜呑みにするのではなく、取捨選択して取り入れるものは取り入れ、取り入れないものは取り入れない。
自分の年齢とも向き合いながら、試行錯誤しつつ、結果をチェックする。
これってまさに、ビジネスでよくいわれるPDCAじゃないでしょうか。
ちなみに、体の調子は便で確認するというようなことも書いてありました(笑)
自分の体に対する意識がとっても高く、たぶんトップモデルとして君臨している20年以上、日々、こうして進化してきたんだろうな、と思わせられます。
自分で自分を客観視できる賢さ&強さとともに、一流のプロフェッショナルってすごいなと感じました。
わたしも仕事で、日々、PDCAを繰り返していたら、もっとちゃんとしたレベルの高いものになっていただろうにと、思ってしまいました。反省です(^^;)
この本では、ほかにも
★もっと食べたい欲求に勝つ方法
★食べ過ぎてしまったときのリカバリー方法
★食をコントロールできないとき
などなどのテーマで、冨永さん流の対処方法が書かれています。
例えば『もっと食べたい』衝動的な欲求がわいてきたら、『明日へ先送りする』とのこと。
そうすると、だいたい翌日には食欲は消え失せているから、大丈夫。
でも、わたしは『明日への先送り』がなかなかできずに、衝動がわいたら食べちゃうんですよね。なんて意志が弱い(--;)
作ってみたい『常備菜』
お料理本だけあって、レシピも主菜から常備菜までいろいろ34種類出てきます。
冨永さん、食材へのこだわりも半端ないので、ちょっと簡単に真似できないものもあるのですが
♪鹿肉ハンバークのビーツ煮込みはハードル高し♪
常備菜(↓)はぜひぜひ、つくってみたいと思いました。
こうしたレシピですが、『掲載しているレシピの多くは、料理研究家の方々が考案し、発表したレシピに基づいたものです』とちゃんと書かれており、巻末に参考文献・資料として、何冊も掲載されていました。
ネタ元があるということ、そしてその文献をちゃんと上げているところも、誠実でいい感じ♡と思ってます。
幸福な食事
私たちの人生には、出会いのときも、仲良くなりたいときも、お祝いときも、お別れのときも、いつだって傍に、美味しい食事がある。
決して手の込んだ料理じゃなくても、美味しいごはんを食べたら、それだけで幸せだ。
毎日、毎日、3回づつ食べる食事。
あまりにルーティンすぎて、『一回一回の食事を大切にしていなかったな』とこの本を読んでいて気付かされました。
私はフルタイムで働いているので、できるだけ時短でというラインは崩せないですが、そんな中でも、一食一食『食べるものを選択』して、大好きな家族と一緒に大切に食べていきたいなと感じました。
ただのレシピ本ではなく、冨永さんという第一線で長年活躍されている一流のプロフェッショナルの生き方に触れることができる本。
ファンじゃなくても、何か得られるものはあるのではないかと思います♪
まだもう少しコロナは続きそうですが、幸福な食事を重ねて、心も体も美しくなれるといいですね♪
♪こちらもオススメ♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました♡