社会福祉士の資格取得を目指して勉強をしています。
テイストや資料などで介護や介護保険について、読む機会が多いのですが、そのたびに思うのは、介護サポートにしても介護保険にしても、介護関係の制度は分かりにくいということ。
とにかくややこしい(^^;)
介護未経験な人だと、よく分かっていない人が多いんじゃないかな。
しかし、自分が中高年ともなると、親(→高齢者)はいつ倒れるかわかりません。
そう、今日倒れたとしても
明日、倒れたと連絡がきても、おかしくないんです。
そこで、これまで勉強した知識をもとに、親が倒れたらまず何をしたらいいか、考えてみました。というか、読んだ本の最大公約数的なものをまとめてみました!
とりあえず、落ちつこう
<パターンA>
近くに住んでいる親に連絡をとろうとメールしても、返事がない。
気になって思って、実家を覗きにいくと親が倒れている。
<パターンB>
実家から遠く離れたところで、仕事をしており、帰省は年に1回くらい。
あるとき見知らぬところから電話があり、折り返してみると病院。お母さんを保護していますとの連絡。
どっちも世間ではよくある状況です。
親と同居していて、家事などを親にかなりしてもらっている私なんか、親が倒れたら慌てて頭が真っ白になる自信が100%あります(^_^;)
しかし(当たり前ですが)、慌ててはいけない。
家で倒れているのを発見したら、すぐに救急車を呼んで病院に付き添う。
そして、離れて暮らす親の地元から連絡がきても、放置せず(←金縛りにあって、数日間放置してしまう人がいる)、数日間、会社に休みを申請して帰省する。
まず、そこからです ^^) _~~
が、その後が大変・・・。
救急車で運ばれる先の病院は選べない
救急車は緊急のときに使うシステムなので、救急車で運ばれる先の病院は選ぶことはできません。
家族が倒れているのを発見して、親の診療情報がある病院を搬送先としてお願いして、空のベッドがあったり、専門医がいる場合は搬送してもらえるでしょうが、それはラッキーな場合。
ベッドに空きがなかったり、専門医がいない(←特に夜間)といった理由で断られることもあり、行きつけの病院があっても、その病院に入院できるとは限りません。
受け入れてくれる病院があってホッとしたのもつかの間、症状によっては、元のように良くなってなくても退院しなければならなくなります。
退院後、いったん帰宅して自宅で様子をみるのか
他の病院を探すのか
リハビリはどうする?
そういった問題に直面することになります。
入院した病院に敏腕ソーシャルワーカーがいれば、相談に乗ってもらって、退院後のめども立てることができるでしょうが、そうとも限らない。
そのあたりは、本当に運まかせになってきます。
とりあえず地域包括支援センターへ連絡
退院後、どうしよう!?
とうろたえているとき、まず連絡するといいのは
です。
地域包括支援センターとは、介護が必要になっても、介護サービスを利用したり、地域の人たちの援助を受けて、今までどおり暮らしていけるように支援するところです。
介護が必要な状態にならないよう、いろいろな予防サービスも行っています。
地域包括支援センターは、地域の総合相談の拠点なので、入院中の病院のソーシャルワーカーが信用できなかったり、頼りなかったりしたら、そちらに相談するといいと思います。
『地域包括支援センター』 と 『親が住んでいる市区町村』
のキーワードで検索すると、相談先が出てくるはずです('_')
避けるべきは介護離職
親が倒れて入院し、バリバリ元気になって退院してくれればいいのですが、高齢だとそうはならないことも多いもの。
転院して入院を続けるにしても、家に戻って介護を続けるにしても、子の負担はかなり増えます。
特に、もともと親と離れたところに住んでいた場合、頻繁に帰省することになるので、その負担たるや相当なもの。
そんなとき、『より負担の少ない仕事に転職しよう』とか『仕事をやめて、今まで世話になった親の面倒をみよう』と考え、介護離職する人がたくさんいます。
年間10万人以上、介護離職する人がいるとの話もあったりします。
しかし、私が今まで(福祉ではないけど)相談関係の仕事で話を聞いてきた中で、介護離職して大変なことになっている人を多くみてきました。
仕事を辞めるのはもちろん、転職する場合も、ほぼ収入は激減します。
それに、仕事を辞めたりすると仕事関係の仲間とは疎遠になるし、これまでの友達とも金銭的にも境遇的にも引け目を感じるようになるのか、疎遠になりがちになってしまうことが多いです。
収入が減って、人間関係も狭くなる。
これはかなりきついです。
虐待までいかなくても、親につらく当たる方向に動いてしまい、結局、みんな不幸になる例を多くみてきました。
介護している方も、介護されている方も不幸になる場合が多いんです。
介護関係のシステムは本当に分かりにくいのですが、勉強していく中で、うまいこと使っていくと、労力的にも金銭的にもサポートを受けられることがわかってきました。
普段から情報を集めることを心がけつつ、地域包括支援センターなどに相談して、できるだけ周りの援助を受けながら、制度を上手く使いながら、仕事を含めてこれまでの生活を続けられる方向で動くのがいいと思います。
親が倒れても、仕事は辞めるな!
ほんと、私もいざ親が倒れたら、気が動転してうろたえる自信がありますが、できるだけ早く正気に戻り、これまでに近い形の生活を続けられるようにしたいです。
ではでは
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