コロナの新規感染者数が、私の住む関西でも急激に増えています。
この3連休、家族(私の父母、子供、私)で旅行をする予定だったのですが、一緒に住んでいる私の父母は高齢で感染が心配なので予定を変更して、近場で楽しむことにしました。
昨日は、自宅から車で1~2時間で行ける場所に、紅葉をみに日帰りで行ってきました。
流行りのマイクロツーリズムというやつですね♡
直前の金曜日に雨が降ったせいか、残念ながら葉がけっこう散ってしまっていたんですが、それでも山道に散った赤や黄色の紅葉やかえでが美しかったので、ご紹介します。
かえでと紅葉の名所・丹波の高源寺
訪れた場所は天目かえでともみじで有名な兵庫県丹波市の高源寺。
山の中にあるお寺で入るときも拝観料ではなく『入山料』(大人ひとり300円)をお支払いします。
関西に住んでいながら、これまで高源寺のことは知らなくて、訪れたのも初めてです。
今回、『関西圏で混んでなさそうで(京都の嵐山以外で)、イイところはないかな~』とネットやガイドブックでみて、目星をつけて訪れました。
長らく関西に住んでいるわたしの父母も知らなかったということで、『こんないいところあったんだ~』と喜んでくれました。
お寺はかなり歴史が古いようで、一度、織田信長の丹波攻めで焼き討ちにあった後、再建されたそうです。
階段も現在風に整備されておらず、傾斜がかなり急なままで、それがいい味、出していました。
実際には写真でみるよりかなり急な階段です/
かえでと紅葉の絨毯(じゅうたん)
直前に雨が降ったせいか、葉っぱはかなり散っていたのですが
その分、山道に美しい紅葉がしきつめられていました。
山道を散策する子供とばーば。
広大な境内の中にあるお地蔵さま。
苔がちょうど帽子のようになっています。
建物もかなり渋めで散った紅葉と相まって、落ちついた風情でした。
緑色、黄色、赤色の葉っぱ
境内の中で高低差があるせいか、緑の葉
黄色の葉
赤色と3色の葉の色が楽しめました♡
この紅葉の仕組み、子供が理科で習っていた気がするのですが、わたしは覚えてなかったので、帰ってきて家で調べてみました。
葉は、緑→黄色→赤と変化しますが、これは葉に含まれる色素の違いによるものらしいです。
その後、気温が下がって日照時間が短くなると、葉緑素が分解されてカロチノイドが残り『黄』色になり、さらに気温が下がると葉の中の養分が変化してアントシアニンが増えて『赤』色になるそうです。
画像引用元:ウェザーニュース公式ページ
おわりに
たぶん、1週間前が紅葉の見ごろだったんだと思います。
一歩遅れての訪問だったのですが、それでも十分、秋らしい落ち着いた雰囲気を楽しめました。
コロナの影響が長引き、経済的にも立ちゆかない企業が増え、経済的に不安定な人もますます増える中で改めて思うのは、今、自分に仕事があるありがたさです。
そうでなければ、子供と紅葉を観に行く気持ちの余裕も持てなかったと思います。
元夫と別居したときは専業主婦で、現在の正社員の仕事をみつけるまで、紆余曲折がありました。
非正規雇用の期間も何年もあったのですが、非正規雇用の期間は、半年後に同じ会社で働いていられるかわからず、自分が使い捨てられている気がして、『余裕』と『前向きな気持ち』を持ちにくかったです。
そして、不安定な雇用状況って、個人の努力じゃどうにもならない部分もあると、そのとき強く感じました。
特に今のように、経済がうまくまわっていない状況では、そのしわ寄せは、弱い立場の人にいきがちでしょう。
来年は社会の経済の底上げができて、世の中の雰囲気が明るくなっていてほしいな。
そのためには、まず自分もできるだけ笑顔でいようと、自分に言い聞かせています🍁