シングル&ワーキングママのぽんちゃん日記

公認心理師でシングルママの情報発信ブログです♪ 不登校気味の娘やお金ことなど、尽きない悩みを力強く乗り越えたい♡

そろそろ旅に出たくない? 14歳の世渡り術シリーズ『旅が好きだ!』【本の感想】

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コロナがひと段落して私が住む関西の街でも、外国人観光客の方々を多く見かけるようになりました。

 

コロナで数年間、自由が制限されてきたぶん

旅に出たい!

そんな気持ちがとっても高まってます✨

 

それで最近、旅行関係の動画や本・雑誌をいろいろ眺めています。

 

そんな中、河出書房新社から出ている14歳の世渡り術シリーズ『旅が好きだ!』

というタイトルまんまの旅関係の本を読み終わりました。

さっそく感想を書きます!

 

この本、ジュニア用ではありますが、有名どころでは作家の角田光代さんなど、21人が色々な角度から『旅』をテーマに語っている面白い構成の本なんですよ✨

 

 

ジュニア向けシリーズの1冊『旅が好きだ!』

 

『14歳の世渡り術』シリーズの宣伝文句は

『知ることは、生き延びること。』

 

そんな趣旨に沿ってデビッド・セインさんや生物学者さんなど、色々な人がジュニア向けに書き下ろしているのがこのシリーズです。

雨宮処凛さん著の生活保護をテーマにしたものもあります。

 

 

私の娘がまさに14歳なことや、以前、このシリーズの『世界一やさしい依存症入門』を読んで、大人な私でもとても得るものが多かったことから(私の過去記事:『世界一やさしい依存症入門』【本の感想】)

この『旅が好きだ!』も手に取りました。

 

 

 

感想を先にまとめると

ジュニア用の本ということで、確かに全体的には大人では物足りない感じではあるのですが、時折、大人な私でも『おおっ!』と思わせる内容もあったりして、たかが子ども用とあなどれない本です。

 

物足りなさの主な原因は、21人が執筆しているので一人一人のページ数が少なく、どうしても内容が薄くなってしまっているところにあると思います。

あと一部、翻訳調で読みにくい文章もあったりして💧

 

しかし一編が短いだけにサクッと読めて、確かにジュニアにはフィットした内容だと思います✨

 

 

寄稿者21人のラインナップ✨

 

 

作者は漫画家さんから作家、日本史学者など、本当にいろんな分野からセレクトされています。

 

ざっと上げてみると

I 私が旅に出る理由

角田光代(作家)……いくつもの世界がある

益田ミリイラストレーター)……今日も旅する

清水浩史(書籍編集者・ライター)……旅に出る二つの効用

はあちゅう(作家・ブロガー)……私が世界一周して手に入れたもの

森百合子(北欧ジャーナリスト)……今年もまた北欧へ行ってしまう理由

たかのてるこ(地球の広報・旅人・エッセイスト)……「ひとり旅」は、”地球最大の学校”

松本英子(漫画家)……温泉ひとり旅

 

II 想定外こそ旅の楽しみ

高野秀行(ノンフィクション作家)……天才でないあなたへ

山本あり(漫画家・イラストレーター)……世界のパンが待っている

藤村里美(学芸員)……学芸員は今日も旅に出る

中島悠里(イラストレーター・漫画家)……さらば飛行機 ようこそトラブル

トナカイフサコ(旅行記漫画家)……行ってみなくちゃわからない!!

酒井順子(エッセイスト)……叩けよ、さらば開かれん

下川裕治(旅行作家)……長旅で知る「旅」というもの

 

Ⅲ こんな旅があった!歴史上の旅人たち

 倉本一宏(日本史学者)……平安貴族の奈良旅行

出口治明(APU学長)……イブン・バットゥータの旅

金坂清則(地理学者)……イザベラ・バード〜「信念の旅行家」の旅の生涯

香日ゆら(漫画家)……夏目漱石18歳の江の島旅行

 

Ⅳ インターネットを使いこなそう

牧村朝子(文筆家)……家でもできる旅人のインターネット活用術

羽石杏奈(プロトラベラー)……インターネットフル活用でリアルな旅も気軽に行こう

 

私は知っている人も、知らない人もいたのですが、なかなかバラエティ豊かなラインナップだと思いませんか?

 

 

なぜか『はあちゅう』さんのが一番好き

 

角田光代さんや酒井順子さんの本は、何冊か読んでいてお二人とも好きです。

そして、平安貴族の奈良旅行などが紹介されていた『Ⅲ  こんな旅があった!歴史上の旅人たち』も面白かったのですが

 

一番心に響いたのがはあちゅう』さんの『私が世界一周をして手に入れたもの』でした。

 

 

はあちゅう』さん、これまでよく知らないまま、『はあちゅう』というなんだかよく分からない名前でナメてかかってたんですが、すみません💦

 

とても面白かったです。

 

はあちゅうさんの文で、『世界一周航空券』なるものがあるのを知ったのもさることながら

(世界一周航空券って、例えば、スターアライアンス(公式)でRound The World

 

留学経験豊富で、日本一周旅行をしてみたり、大学の1年間を世界一周旅行に費やすなど、数々の旅を重ねたにもかかわらず、いや、旅を重ねたからこそなのか

 

若い人には『世界一周をすれば人生が変わりますか?』と質問されることが多いので、改めて、あの時の旅が私をどう変えてくれたかを考えてみたいと思いますが、結論は『思い出が増えた』という凡庸な回答になってしまいます。

質問する側は、(中略)『何もない自分が世界一周経験を経て、人間的に大きく成長し、人生の転機が得られた』という安直なストーリーを聞きたがっているように思います。

けれど、私が実際に手にしたのはその正反対のストーリーで『場所が変わったくらいで、自分という人間は変わらない。どこにいても誰といても、自分は自分で、この人生から逃げることは出来ない』という絶望したくなるような現実でした。

*引用元:『旅が好きだ!』P.33

とおっしゃる。

 

そして

結局、人生は、今、自分の生きている場所で展開されていき、運命を変えるためには、ただ環境や出会う人を変えるのではなく、時に苦痛を伴う泥臭い努力をするしかないのだと思います。

*引用元:『旅が好きだ!』P.34

 

この達観ぶり、なかなかすごいなと思います。

 

『旅で人生が変わった』というのは感動的な話と、雑誌や本、テレビでもよく聞きます。

本当に心からそう思っている場合もあるでしょうし、受けを狙って盛っている場合もあるでしょう。

 

でも、『旅で人生が変わった』人というのは、それまで壁にぶちあたったり、壁を乗り越えようともがいてきて、苦痛や泥臭い努力を重ねてきた中で、『旅』でたときに機が熟し『人生が変わった』場合もあるんじゃないかと、はあちゅうさんの文章を読んで思いました。

 

旅に出るまでの生活が、旅に反映されるというか、結局、日常をちゃんと生きていなければ、どんなに大旅行をしても人生は変わらないんだろうなと。

 

まあ、リラックスするためや思い出づくりのための旅というのも、それはそれで凄く素敵ですけどね✨

 

 

私の好きな旅の本

 

この『旅が好きだ!』を読んで、10代の頃の愛読書、妹尾河童著『河童が覗いたインド』を引っ張り出してきました✨

 

買ったのはなんと30年以上前です。

今、実家で暮らしているからこその発掘本です。

 

 

これは舞台芸術家の妹尾河童さんが、スケッチブックを持ってインド各地を渡り歩いて描いた本です。

 

 

ヨーロッパ編も含めて読んだんですが、この細密な描写と生き生きとしてユーモアたっぷりな文章にやられてしまいました☺️

 

そして、ボーっと旅をするのもいいけど、妹尾さんのような視点で旅をしてみたいとも思ったのでした。

 

今、みると初版は1985年なのですが、40年近く経っても全く色褪せない瑞々しさ。

驚きです。

 

 

 

ほんと、コロナで大人しくしていたぶん、旅をしたい気持ちが高まってます✨

国内旅行もいいけど、円安が落ち着いたら海外にも行きたいな〜🛩️

 

ではでは

 

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