最近、Amazonのオーディオブック『オーディブル』で、通勤中など本を聴いている👂ことが多いです。
断捨離と節約のため、紙の本を買うのは控えていたんですが、久しぶりに紀伊國屋で購入して読んだのがこちら(↓)
林真理子さん著の『成熟スイッチ』です。
2022年の11月に発売されたばかりで、まだオーディブルになってないし、図書館の順番待ちにも長い列ができているし、メルカリでもそんなに値段が落ちていないので、買っちゃいました〜。
読み終わったので、忘れないうちに感想を書きま〜す✨
先に感想を簡単に書くと、『さすがは林真理子な読みやすさ』でも、『正直、内容は薄めでちょっと物足りない』といったところです。
既視感がある内容が多かったような・・・
これまで私は、結構沢山、林真理子さんの作品をエッセイも小説も読んできました。
雑誌『an・an』や『週刊文春』に連載されているエッセイも、よく読んでます。
そのせいか、今回の『成熟スイッチ』は、すごく目新しいものはなかったように思います😅
なんだか既視感があるような内容が多い気がしたのは、気のせい?
私の読み込みが足りないせい?
『おおっ!』と思うような、引っかかるところが少なかったというか。
そんなこんなで私は正直、物足りなかったです💦
♪昔と今の写真の対比がインパクトあるね〜♪
でも、さすがの林真理子。
読みやすいのは、すご〜く読みやすかったですよ。
リズムがいいんですかね。
それと、やっぱり率直、というかストレートな物言いが多いからかな。
ぜひ、文章を書く参考にしたい(真似できないけど)
と思ってしまいました🤭
成熟はとってもしたいです、私
今回の本のテーマは『成熟』。
『成熟スイッチ』では『成熟』について
①人間関係の心得
②世間を渡る作法
③面白がって生きる
④人生を俯瞰する
の4つの切り口で捉えていきます。
私は割と若い頃から、『早くちゃんと成熟したいな〜』と思っていました。
成熟していたら、自分の周りのことも、先々のことも見通せて、不測の事態にも落ち着いて対応でき、不安や心配はあまり感じず・・・
つまり、人生が楽になるんじゃないかと思っていたからです。
(結局、成熟せずにアラフィフになってるけど💧)
私のイメージしていた『成熟』は、④の俯瞰力に近いのだと思います。
③の『面白がって生きる』というのは、成熟という文脈ではあまり私は考えてこなかったことで、とっても興味深かったです。
『成熟』と一言でいっても、いろんな面があるんですね。
林さんの作家として人間としての成熟のお手本は、瀬戸内寂聴先生や渡辺淳一先生だそう。
寂聴さんは90歳を過ぎてもゴシップ話に目を輝かせてらっしゃったそうなので、筋金入りの『面白がって生きる』人でよね。
年をとっても好奇心を漲らせていられる人生とは、その人自身の生き方が素晴らしいことのあらわれだと思います。
ただし、楽しく生きるためにはやはり相応のお金も必要です。そしてもちろん、人生の幸福度を決定づける仕事は、できるだけ面白がりたい。
引用元:『成熟スイッチ』p.25
生き方の素晴らしさという流れで、キレイごとで終わらず、お金の話が出てくるところが、やっぱり林さんらしいなと思ったのでした🤭
♪昨日とは少し違う自分になりたいよ♪
林さんってやっぱり不思議
『成熟スイッチ』には、林さんの幼少期から、就職できずにアルバイトしていた頃のこと、初のエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーになり、作家として大活躍し、最近、日大の理事長に就任したことまで、成長の記録(?)が散りばめられています。
林さんが最初に世に出てらっしゃった頃、私は確か小学校高学年頃だったと思うのですが、キワモノ的、あるいは一発屋的な扱いだったのを、なんとなく覚えています。
中学生の頃、『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を読み、その面白さに衝撃を受けました🤭そして、そうこうしているうちに、気がついたら直木賞をとり、いつの間にか押しも押されぬ人気作家に。
ここまではまあ、わかるとしても
その後、またしばらくして気がついたら、直木賞の選考委員になっていて時に厳しいことをおっしゃってたり
さらにはさらには、『令和』の元号選定の懇談会メンバーになり、最近では日大の理事長まで。
一体何がどうなったら、こうなるのか、とっても不思議。
人生の展開が激し過ぎて凄過ぎます😆
林さんと似たような時期に直木賞を受賞されて、林さんと同じく私が好きな作家でもある山田詠美さん。
山田さんも、ご自身の作家活動のほか、著名な文学賞の選考委員を長く務められ、広くご活躍されていますが、私の考える作家の大活躍って、すごくって山田詠美さんな感じなんですよね。
作家としての評価はいろいろあると思いますが、ニュースへの登場の仕方、一般の人の目に触れる活躍としては、林真理子さんは瀬戸内寂聴さん並み、いや、それを超えるインパクトかなと思います。
林さんには、瀬戸内寂聴さんみたいに長生きして、これからもあと、30年は『ええっ、こんな展開ってあるんだ!』と驚かせて欲しいです☺️
ではでは
林真理子さんの小説で好きなのは次の2冊です。
リアルで面白く、一読の価値アリです。
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