ベネチア国際映画祭で、銀獅子賞を受賞した『スパイの妻』。
神戸でたくさん撮影が行われたそうですが、主要なロケ地の一つが旧グッゲンハイム邸です。
旧グッゲンハイム邸は月に1回、無料で一般公開をしており、無料公開の日にたまたま仕事のお休みをとっていたので、千載一遇のチャンスとばかりに行ってきました!
今回は、そのご報告です♡
アクセス
今回ご紹介する旧グッゲンハイム邸は、神戸北野の異人館街にあるのではありません。
大阪からだと、さらに一足伸ばす感じになるJR/山陽鉄道『塩屋駅』から徒歩5分のところにあります。
観光地ではなく、普通の住宅地にありますが、さすがに須磨エリア(昔の別荘地帯)だけあってグッゲンハイム邸の近くにも洋館が多いです。
JR塩屋駅は大阪から40分、三宮から17分です。
☆塩屋駅近くからみたグッゲンハイム邸☆
旧グッゲンハイム邸は主人公のおうち
映画公開前なのでまだ観ていないのですが、グッゲンハイム邸は蒼井優さん演じる主人公が、夫の高橋一生さんが暮らす洋館として登場するらしいです。
海を望むこの邸宅は明治末の建築とされ、開放的なベランダや、張り出し窓などがあるコロニアルスタイルです。
名前は明治・大正期に暮らしたドイツ系米国人(貿易商)ジャック・グッゲンハイム に由来するとされています。
☆坂の途中にあります☆
ではさっそく、おうちに行ってみましょう。
1階にはピアノとマントルピース
松が目につくアプローチをとおり
玄関ドアをあけて左にいくと
2部屋続きの広々としたスペースがあります。
奥の部屋にはグランドピアノが♡
張り出し窓やクラシカルなシャンデリアとともに、いい感じでした。
窓が大きく開放的なつくりなので、風が吹いたらカーテンが大きく舞います。
部屋にはマントルピースもあったりして、さすが洋館です。
わたしが素敵だなと思ったのは1階から2階へ上がる階段。
なんだかドラマが生まれそうな異国情緒たっぷり雰囲気です。
階段を上がりきると2階のお部屋につづきます。
2階のテラスからは海が望める
2階のお部屋も広々してアップライトのピアノが置いてあったらりして、ゆっくりした時間が流れている感じでいいのですが
なんといっても2階のおすすめは海がみえるベランダ。
訪れた日の天気が悪く、海が写真では見えにくいのですが、線路があってその向こうにすぐ海が見えます。
神戸北野の異人館街も高台で海が望める場所ですが、はやりお金持ちにはそういう場所が好まれるのでしょうか(笑)
ベランダは広々していて日差しも柔らかにはいるようになっており、自宅にこんなところがあったら、日中はずっとぼんやりすわってしまいそうです(^^;)
昔は高層マンションもなかったので、より一層海が近く美しく見えたことと思います。
この場所と思われるのがこの場面。
画像引用元:『スパイの妻』公式サイト
帰ってきて家で映画の公式サイトをみていて発見!
窓をステンドグラスにしたら、外のビルが見えないしいいですよね。さすがです。
庭ではパーティーができそう♡
階段を下りて
玄関から外へ出ると
気持ちのいい風が吹くお庭が広がります。
ちょっとしたガーデンパーティならできそうな広さです。
庭は和洋折衷で灯篭のようなものもありました。
庭からも海がよく見えるのですが、写真ではほとんど見えなくてすみません(- -;)
おわりに
写真をじっくりみるとわかるのですが、けっこう塗装がはがれていたり、床や扉に傷があったりと使い込まれた感がある洋館でした。
そうした使用感というか、生活感があるところも映画の撮影などには、うってつけだったのかもしれませんね。
こうした洋館は維持管理に莫大な費用がかかるらしく、老朽化して取り壊される建物もけっこう沢山あるらしいです。
このグッゲンハイム邸も一時解体の危機りましたが、それを森本家が自費で購入を提案し、管理が移って今に至るそうです。
普段は多目的スペースとして貸し出されていますが、なんとかそうしたところでちょっとでも稼いで、素敵なたたずまいのまま末永く残ってほしいです。
☆家にこんなのがあったら素敵☆
映画が公開されたら、子供のいないスキを狙って観てこようと思っています。
自分が訪れたところがスクリーンに映っていると、映画を見る楽しさも倍増しそうです。
では今日はこのあたりで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。