今回は、『オーブン陶土』という土を使い、超手軽におうちのオーブンで陶芸作品をつくっちゃう方法のご紹介です。
本格的な陶芸と異なり土自体が扱いやすいので、お粘土感覚でキッズでも作品をつくれちゃいます♡
練らずに使える土を使って、大人も子供も陶芸しちゃいましょう!
\子供とわたしの作品です♡/
材料
今回使用したのは、『ヤコ』という会社の『オーブン陶土』
同じくヤコのコート剤『Yu~』(ゆ~)
家に転がっていたアクリル絵の具などです。
アクリル絵の具は着色しない場合は不要です。
他には、陶土をこねるときの台にする粘土版、のし棒、ガーゼ、使っていないクッキー型(型を抜き取る用)などを使いました。
しかし、最低限、オーブン陶土とオーブン(電子レンジ機能ではない)があればできます!
作り方
実は今回、だいぶ前に子供が作った残りの陶土で作りました。
使いかけの陶土はすっかりカチカチになっていたのですが、捨てる前のタオルに水を含ませ、カチカチの陶土をくるんで、チャックで密封できるビニールに入れておいたら、1日で形成できるくらいの柔らかさに復活しました♡
\水を含ませたボロタオルにくるんでしばし寝かす/
陶土が復活したところで、いよいよ作ります。
1 陶土をのばす
まず、板にくっつきすぎないようにガーゼをしいて、のし棒で適度な厚さまで(5mmくらい)伸ばします。
オーブン陶土は水を含ませると粘土よりベチャッとするので、板にくっつきやすいんです。
ガーゼをしいておくとはがしやすく、いい感じにガーゼの模様もつきます。
今回は、ガーゼが一枚しかなかったので、下にひいただけですが、もっとあれば陶土をサンドウィッチにするみたいにやると、のし棒も汚れなくていいと思います。
水については、ちょっと水を含ませないと子供には扱いにくいのですが、水分でドロドロになったら形成しにくいし、乾かすときに空間ができるのか割れやすくなるので、ちょっと含ませるだけにして、水が多すぎたら適度に乾かしながら形成していきましょう。
スプレーでシュッシュッと水をかけて様子をみながら形成したら、やりやすいです。
厚さを均等にしたい場合、左右に割りばしや板を2枚置くなどして、その上をのし棒を転がせば、むらのない厚さにできます。
厚さは5mmくらいが形成しやすく、焼いてもひび割れません。
画像引用元:ヤコのホームページ
2 好きな形をつくる
陶土が板状になったら、好きな形をつくります。
今回は、四角のお皿や丸のお皿、クッキー型で抜いて雪の結晶などを作りました。
このあたりは本当にお粘土感覚で、フリーに楽しみましょう💕
注意点は、慣れないうちは、できるだけ一つの塊から作ること。
コップをつくる際、持ち手のパーツをくっつけると割れやすくなります。
パーツをくっつける場合は、空間ができないように、しっかりくっつけましょう!
丸皿のカーブは、ボウルを逆さにして底が上になるようにしておき、その上にガーゼをしいてくっつかないようにして、薄くした陶土をかぶせて上から両手でしっかり形づけると、きれいにできます♡
これです、これ ↓
画像引用元:ヤコのホームページ
3 数日、乾燥させる
完全に乾燥するまで乾かします。
大きさにもよりますが、小物だと2日ほど、大物だと1週間ほど、完全に乾くまで乾かします。
『乾燥したかな~』と思ったときから、さらに1日乾燥させるといいと思います。
\乾燥中。しばし待つ/
4 オーブンで30~40分焼く
完全に乾いたら、いよいよ焼いていきます。
天板に並べて
170℃で40分ほど焼きます。
焼き上がりはこんな感じで、焼き物っぽい渋い色が出てきています♡
5 カラーリングしたりコート剤を塗ったりする
土の色をそのまま生かした作品もいいですが、今回は一部、着色してみました。
庭にあった葉っぱでマスキングして色をつけたり
普通に色を塗ったりして、色付けおわり!
その後、着色したものも、していないものもコート剤『Yu~』を塗ります。
コート剤は塗らなくてもいいのですが、食器に使う場合やツヤを出したい場合は必須です。
コート剤を塗ることで防水加工でき、食器として使うことができるようになります♡
6 オーブンで20分焼く
コード剤まで塗れたら、30分ほどコート剤が乾くのを待ち、110℃のオーブンで20分ほど加熱します。
7 完成!
着色したものや
着色せずに、そのまま土のいろを活かした作品ができました!
上の写真のものは、すべて小6の子供が 作ったものですが、左上の器はビーズ入れにつかうということで、すでにビーズが入っています(^^;)
\新感覚粘土『もくねんさん』もおススメ♪/
おわりに
このペンダントトップの白い物体は、わたしがクッキー型で抜いて作った雪の結晶のモチーフですが、家族の中ではもっぱら『海で一生懸命泳いでいるカメに見える』と評判で、すっかり『カメのペンダント』という風になっています(^^)
オーブン陶土は、わたしはネット通販でのし棒等と一緒のセットで購入しました。
のし棒やら5mmの厚さのたたら板やら、細工用のナイフなどがついていてよかったのですが、『ちょっと捏ねてみようかな』という方は、まず陶土1袋の購入から始められてはいかがでしょう。
もうすぐ秋になります。
おうちのオーブンで陶芸家ごっこしてみるのも楽しいんじゃないでしょうか!?
是非、トライしてみてください♡
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!