先日、久々に映画館で映画を観ました。
観たのは日本映画『大河への道』。
200年前に日本の精密な地図を作った伊能忠敬のお話です。
この映画、期待していたなかったんですよ。
でも、期待に反してしみじみ面白かったので、感想を書きま~す♡
娘がいうから観に行った
この『大河への道』という映画、私は観に行く直前まで知らなかったんです。
中2の娘がCMを観たか何かで『行きたい』『観たい』といったので、その場の流れで、ファミリー4人(娘、祖父、祖母&私)で映画館まで出かけました。
娘は今、学校になかなか行けない状態なので、『〇〇したい』と言い出すと、ついつい家族でみんなではりきっちゃうんですよね(^^;)
ついこの間まで、うちの子『おしり探偵』なんて観に行ってたんですよ~(←年の割りにかなり幼いセレクション)
それが、普通の大人が観る映画を観たいだなんて、成長したな、とも思ったりして(^^)
ということで、旅行以外では久々の4人でのお出かけをしてきたわけです(^^)
映画はシニア割引、中学生割引などがあったものの、4人で観ると
チケット代だけで4,900円かかり
プラス、飲み物やらポップコーンやらで2,000円。
合計6,900円ほどの大出費。
アマゾン・プライムでお手軽に観るのに慣れてる身としては、こたえます。
*アマゾン・プライムの他にもいろいろあるし、あまり映画館に行かなくなって久しい。。。
ざくっとしたストーリー(ネタバレあり)
伊能忠敬の話って、もしかして、おじさん(おじいさん?)が測量器具持って、日本中歩いている話!?
超、地味なんじゃね?
と映画館の椅子に座って、ストーリーが始まるまでは思っていたんですよ。
でもね、でも、全然、違っていました!
というか、伊能忠敬は、履いていた草履しか出てこない!
そんな映画でした(笑)
画像引用元:『大河への道』公式HP
ストーリーですが
千葉県香取市の市役所総務課(←地味!)に勤める主人公・池本さん(中井貴⼀さん)は、市の観光振興策を検討する会議で意見を求められます。
そして、苦し紛れに⼤河ドラマ制作を提案します。
大河ドラマの舞台になれば、観光客がどっと押し寄せてくれるだろう、という町おこしのアレですね。
とっさに行ったことだったのですが、思いがけずそれが通り、郷土の偉人・伊能忠敬を主人公とする大河ドラマの企画が立ち上がります。
渋る脚本家(橋爪功さん)に依頼したりして、部下の松山ケンイチさんを引き連れ、池本さんが企画を進めていくうちに
⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではない!?
彼は地図完成の3年前に亡くなっていた!?
という驚きの事実が明らかになっていきます。
江戸(地図を伊能忠敬の弟子たち、みんなで作っている)と
令和(大河の企画を作っている)
2つの時代を行ったり来たりするのですが、その中で⽇本初の全国地図誕生秘話が明かされていきます。
伊能忠敬が亡くなったとき、すでに幕府からの莫大な予算と、長大な時間を地図作りに使いながらも完成していなことから、地図作成計画が打ち切られそうでした。
ここで伊能先生が亡くなったとなれば、地図が完成しないままになってしまう!
そこで、地図を完成させるため、弟子たちは伊能忠敬が生きているように偽装するという、バレたら大罪となる隠密作戦を決行します。
わくわく!
そして、現代の方のストーリーでは、『伊能忠敬は地図を完成させてない。だからドラマにはならない!』という展開に(笑)
ここがステキ
ストーリーを改めて書いてみたら、『しょうもなさそう』でもあるんですが、これがみて観ると面白いんですよ。
まず、メインキャストが令和を舞台にした現代と、江戸時代で2役を演じているんです。
一人二役を、時代劇と現代劇のスタイルで、みなさん演じています。
中井貴一さんは、市役所勤めの池本さんと、幕府を欺く高橋さん
松山ケンイチさんは・・・などなど
前半(現代)と後半(江戸時代)で、時代も物語も大きく変化する厚生ながら、出演者はみんな同じ。
その作りが楽しい♪
画像引用元:『大河への道』公式HP
そして、コミカルなところが多いのですが、同時にけっこうな人情噺で、何度か不覚にも涙ぐみました。
特に、江戸城で将軍様(草刈正雄さん=千葉県知事の2役)に江戸城をご披露するところが・・・!!
地図を作る話で、なんでやねん!
自分でも不思議です。
えっ!?志の輔さん?
観ているときは立川志の輔さん、『ちょっと出ているな』程度の認識だったのですが、最後に、キャストやスタッフの名前がずらっと出てくるじゃないですが、そこで
原作 立川志の輔
との文字が。
ええっ!
志の輔さんって、あのNHKの『ガッテン、ガッテン』ってやっている落語家さんよね。
驚いたのは私だけではないようで、映画館のあちこちから
『えっ、原作、立川志の輔って?まじ?』
との声が。
後で調べてみると、志の輔さんの新作落語『大河への道』が元になって、小説になり、それが映画になったよう。
♪これが原作本♪
志の輔さんがこんなに多彩だったなんて。
おどろきです。
人間、年をとってもできることはある
『何かを始めるのに年は関係ない』というのを、ちょくちょく聞きますが、私はそれほど楽観的ではありません。
やっぱり、年を取ると始められないことも沢山あると思うし、目指せないものもいっぱいあると思っています。
でも、この映画を観て『人間、年をとってもできることはある』と思いました。
だって、伊能忠敬が測量で必須の天文学を学び始めたのが50歳。
地図を作り出したのが55歳ですよ~。
昔は平均寿命が短かったから、今の感じだと70歳くらいのスタート!?
その活動の源となったのが『地球の大きさを知りたい』という気持ち。
画像引用元:『大河への道』公式HP
こんなシンプルで大きな好奇心を持てるなんて素敵♡
好奇心と柔軟な心って、いくつになっても大切!と思いました。
ということで、今回は最近観た映画『大河への道』の感想でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました♡
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