ベストセラー本の『スマホ脳』、先日読んでとってもよかったので、同じ著者の『スマホ脳』も読んでみました♪
『最強脳』の最大かつ唯一(?)のメッセージは、『運動をしようーそうすれば確実に脳は強くなる』ということです♪
そう、『スマホ脳』とかなり内容はダブっているんです(笑)
読むのは『スマホ脳』『最強脳』、どっちか一冊でいいかな(^^)
『最強脳』はスマホ脳のジュニア版という感じです。
文字が大きめで平仮名も多く読みやすい♡
小学校高学年からは、ぜんぜん読めると思います♬
うちの娘(中1)も読んで、自分で自分の脳を鍛えて、レベルアップさせていって欲しいです♪
では早速、内容のご紹介にいきましょう♬
- 成績が上がる、集中力が上がる、その方法は?
- 運動すると、なぜ脳のトレーニングになるのか?
- どんな運動がいいの?
- 7歳の子の理想的な1日の時間配分は?
- スマホは敵?
- 脳の成長は止まることがない
- 『スマホ脳』か『最強脳』、どっちか1冊でいいと思う
♪紀伊国屋には2冊並んでおかれていた♪
『スマホ脳』の感想もよかったら読んでみて!/
成績が上がる、集中力が上がる、その方法は?
成績が上がる!
集中力が上がる!
記憶力がよくなる!
発想力が豊かになる!
さらに、ゲームがうまく!
そんな魔法のような方法とは
運動をすること!
この本の内容は、本当にそれに尽きる感じです。
脳にいいことというと、脳トレとかなんか、そんなことを思い浮かべてしまいますが、それよりも『運動』がいいんだって!
よくある脳トレ(認知トレーニング)をしても、脳のトレーニングにはならない。
そのトレーニングが上手くなるだけ。(P189)
ナンプレやクロスワードは、ナンプレなどが上手くなるだけ・・・。
脳トレ好きの、高齢の母がショックを受けそうな内容です・・・。
運動すると、なぜ脳のトレーニングになるのか?
運動すると、ドーパミンが出て幸せ気分になる。
これは運動の効用としてよく言われていることですが、幸せ気分になるだけではなく(それだけでもうれしいけど)、なぜ、脳の機能向上にもいいのか?
数多くの研究で、運動があらゆる認知機能を高めてくれることが分かっています。発想力も高めてくれます。さらには記憶力や集中力もです。運動することで気分が良くなるし、睡眠の質も改善され、ストレスにも強くなります。
いいことばっかじゃん!
この本では集中力、発想力、記憶力など、それぞれの能力と脳の部位を対応させて、説明してあります。
例えば、発想力には『発散的思考』と『収束的思考』が必要です。
このうち、『たくさんアイデアを思いつく』=『発散的思考』は、脳の視床の働きが重要です。
消耗し過ぎない程度の運動によって視床の血流も良くなり、よりよく働くようになり、たくさんアイデアが湧き出てくるようになります。
ちなみに、正しい答えを一つだけ見つけるための発想力『収束的思考』には、運動やトレーニングは効果がないそうです。
なんとなく分かりますが、残念なニュース。
脳全体に血が多く流れている方が、脳の働きが良くなることははっきり分かっているそうなので、わたしの理解したところでざくっというと
運動すると脳の血流がよくなり ⇒ 発散的思考や集中力、記憶力などなどもレベルアップする
のかな♪
(←雑な理解ですみません)
♪付箋をたくさんつけて読んじゃったよ♪
どんな運動がいいの?
はい、どんな運動でもいいそうです♪
最低20分、出来ればそれより長く、
脈拍が上がる(心臓がドキドキする)運動を。
集中力は運動後の数時間しか続かないので、
朝や午前中に運動するのが良いでしょう。
心臓がドキドキするくらいの運動と いうと、通学や通勤の際に、ちょっと速足で歩いたり、犬の散歩を頑張ったり・・・といったところでクリアできそうです♡
この本の著者ハンセンさん(←スウェーデンの人)の本は、地元でも大ベストセラーらしいのですが、スウェーデンでは生徒の学力を上げるために、学校で積極的に運動を取り上げるようになったそうです。
♪そう、脳は鍛えられる♪
7歳の子の理想的な1日の時間配分は?
運動の大切さが分かったところで、最新の研究の知見をひとつご紹介です。
研究によれば、7歳の子どもには次のような時間配分が良いそう。
いわば、これ(↓)が7歳の子にとっての理想的な生活ですね♡
★運動 1日最低1時間
★睡眠 毎晩9~11時間
★スクリーンタイム 1日2時間まで
ここでいうスクリーンタイムとは、スマホやタブレット、パソコンやテレビといった機械を使う時間です。
テレビも入っているよ。
この時間配分を保てている子供は、20人に1人だけだそう。
スマホやゲームを長時間触っていたり、習い事に忙しかったりで、睡眠時間も運動時間もちゃんと確保できていない子が多いんでしょうね。
スマホは敵?
この『最強脳』や『スマホ脳』を読んでいると、『スマホは敵だ~』、私たちから時間も気力も能力も奪うと思ってしまいそうになります。
でも、著者はそうはいっていません。
スマホは便利だし、勉強にもなり、楽しい動画も沢山あり、楽しく過ごさせてくれるデバイスでもあります。
なんですよね。
脳の成長は止まることがない
この本、ジュニアにも読みやすいように書かれているのですが、大人にとってもうれしい情報があります。
それは
脳の成長は止まることがない。
脳はいつでも変えられるし、成長させられます。
中高年も大丈夫よ!
そう思うと、中高年な私も希望が持てます。
『スマホ脳』か『最強脳』、どっちか1冊でいいと思う
訳者あとがきによると、『最強脳』は同じ著者の「一流の頭脳」のジュニア版として誕生したそうです。
私は残念ながら『一流の頭脳』は読んでいないのですが、『スマホ脳』ともかなり内容がかぶっている印象です(笑)
どっちも『運動をしよう』というのが最大のメッセージということで、ことさらそう思うのかも。
『スマホ』脳は、脳(認知機能など)のしくみを歴史的なことからさかのぼって詳しく説明しており、なぜ、運動がいいのかということも詳しめに書かれています。
その分、『スマホ脳』は文字が小さめでルビも少なめ。
左が『スマホ脳』、右が『最強脳』のページです。
『最強脳』の方が文字のピッチが開いていて読みやすくなっているのがお分かりいただけるでしょうか。
ということで、2冊とも読んだ私の意見は、『スマホ脳』と『最強脳』、読むのはどっちか一冊でいいんじゃないかなと思います(^^)
大人や詳し目に知りたい方は
子供や、子供と一緒に読みたい人、はたまた読書が面倒で時間をかけたくない人は