シングル&ワーキングママのぽんちゃん日記

公認心理師でシングルママの情報発信ブログです♪ 不登校気味の娘やお金ことなど、尽きない悩みを力強く乗り越えたい♡

ここぞというときに、実力を発揮できないのはなぜ?

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中高生は中間テストが終わったばかりか、今週あるかという人が多い時期。

定期テスト記念(?)として、今回は、たくさん準備したのに『ここぞといときに、実力が発揮できないのはなぜ?』というテーマでお送りします♡

 

 

この記事は、『たった1分で相手をやる気にさせる話術 PEP TALK』(浦上大輔著)から学んだことの記録です。

 

 

なぜ実力が発揮できない!?

 
大昔の話になりますが、私が大学生だった頃、体育で柔道をとっていました。
2人1組になっていくつかの型(?)を連続してやるという、実技のテストがあったのですが、苦手だったので、ただの体育のテストにもかかわらず、相棒に頼んで一緒にかなり練習しました。
 
しかし、実技テスト惨敗。
(←出席したらOKの授業だったので単位はとれましたが(--;))
 
テストの最中、一つ型を間違えてしまい、それから訳が分からなくなって頭が真っ白になり、ガタガタになったんです💧
 
もともと柔道の実力はないのですが、それでも私の持つ力の10分の1も発揮できていない状況に、当時は大ショックでした。
 
この時ほど頭が真っ白になったことはありませんが、働き出してからも、準備していたプレゼンテーションのセリフが少し飛んだのをきっかけに、動揺してイマイチなことになったりなどは、何度もありました(--;)
 
準備してきたにもかかわらず、その成果が本番で発揮できないのはとても悔しいものです。
 
こうした状況になるのには、いろいろな要因がからんできますが、大きいのは心の状態。
実力を発揮できないときの心の状態は、自分に自信がない、不安、心配、緊張、恐怖といったネガティブな感情に心が満たされているときです。
 

緊張・不安といったネガティブな心の状態にあると、実力を充分に発揮できない!

 

緊張や不安といった心理的な壁を無理に消そうとしても、なかなかできるもんじゃありません。
というか、無理にポジティブに持って行っても、その状態が続くのは少しだけ。
課題をクリアする最後まで持たないことが多いものです。
 
ペップトークはこうしたネガティブな感情を無理に消すのではなく、今あるものに目を向けたり、逆転の発想をすることで(『ピンチはチャンス!』みたいな)、自信を取り戻してポジティブな心の状態に変え、その人らしく課題を乗り越えていく力を与えるものです。
 
ネガティブな感情を消す方向の言葉、例えば『緊張しなくて大丈夫だって!』などとストレートに言われても、緊張はとれないですもんね。
 
若かりし日に、ペップトーク(やストレス・コントロール)を知っていたら、だいぶおトクな人生を歩めていたんじゃないかと思います(笑)
 

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本来持っている力を存分に発揮するためには

 

人が本来持っている力を発揮できるかどうかは、『その人が持つ力』と、そのときの『心の状態』で決まります。

 

『その人が持つ力』とは文字通り、その人が現在持っている力。

場面や課題によって必要な力は変わってきますが、知識であったり、経験であったり、資金力であったり、知能であったり、運動能力であったりします。

 

この『持つ力』だけで勝負が決まるのだったら、勝負をする前から勝敗は決まっています。

例えば、短距離走だと自己ベストタイム(や平均タイム)が速い人が勝つでしょう。

 

しかし、そうした場合だけでないのは、みなさんご存じのとおり。

 

ここで、もう一つの要素、『心の状態』が関係するんです。

この場合の心の状態とは、『持っている力を出しきる心の状態』です。

 

『今あるものでベルトを尽くせ!』が合言葉

 

『持っている力を出しきる心の状態』とは、『力を発揮できない』心の状態の逆、つまり、自信がある、うれしい、わくわくする、周りに対する感謝の心でいっぱいといったポジティブな心の状態です。

 

では、この状態に気持ちを持っていくにはどうするか? 

 

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言葉で気持ちを整える

 

ここで登場するのがペップトークです♡

 

ペップトークは、誰か他の人をやる気にさせる言葉で、大人だけでなく、子供に対しても効果的なんですが、私は自分で自分に言い聞かせるのもかなりいいんじゃないかと思っています。

 

ペップトークには4つのステップがあります。

4つのステップ

①受容(事実を受け入れる)

②承認(とらえかたを変換する)

③行動(してほしい行動をポジティブな表現で示す)

④激励(背中をひと押しする)

 

例えば、お子さんが大切な試験の前に緊張しているとします。

準備はそこそこしてきた。でも、時間がなくて完璧ではない。ああ、不安だ、どうしよう。

お子さんは、そんな状態だと思って下さい。

 

親としては、準備してきたことを存分に発揮し、悔いのないように試験を終えて欲しいと思っています。

 

私だったら、こんな感じで子供に声をかけるでしょうか。

 

「ポン子ちゃん、明日はいよいよテストやね。緊張してる?そりゃそうよね。

ママも学校に行っていたときは、テストの前はいつも緊張していたな。」(=受容)

 

「でも、緊張してるのって、試験を大事だと思って、頑張ってきたからだと思うよ。」(=承認)

 

「落ち着いて問題をしっかり読もう。そして、できる問題から解いていこう。」(=行動)

 

ハーゲンダッツのアイスを用意しとくから、帰ったら一緒にテスト終了のお祝いをしよう!」(=激励)

 

こんな感じでしょうか(笑)

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おわりに・基本は相手との信頼関係

 

ほかの人をやる気にさせる声掛けをするためには、まず大前提として、その人との信頼関係が必要です。

 

自分のことを良く知らない人や、あまり信用していない人に何を言われても、響きませんもんね(^^;)

 

日々の生活では、近しい人たちとの信頼関係を構築し、ここぞというときに大切な周りの人たちが『実力を発揮』できるような声掛けをしたいですね。

 

私自身は、特に誰も励ましてくれないことが多いので(あ、忘れてた。離婚で大変だったときは、たくさん励ましてもらいました✨)、4つのステップを使って自分で自分を励まし、変な緊張をできるだけしなくてよいようにしてます。

 

この4つのステップは、意識せずに自然とそういう流れで声をかけていることも多いと思います。でも、意識して声掛けをすると、より効果的✨

よかったら、やってみてください♡

 

*この記事は、『たった1分で相手をやる気にさせる話術 PEP TALK』で学んだことの記録です。