中高生は中間テストが終わったばかりか、今週あるかという人が多い時期。
定期テスト記念(?)として、今回は、たくさん準備したのに『ここぞといときに、実力が発揮できないのはなぜ?』というテーマでお送りします♡
この記事は、『たった1分で相手をやる気にさせる話術 PEP TALK』(浦上大輔著)から学んだことの記録です。
なぜ実力が発揮できない!?
緊張・不安といったネガティブな心の状態にあると、実力を充分に発揮できない!
本来持っている力を存分に発揮するためには
人が本来持っている力を発揮できるかどうかは、『その人が持つ力』と、そのときの『心の状態』で決まります。
『その人が持つ力』とは文字通り、その人が現在持っている力。
場面や課題によって必要な力は変わってきますが、知識であったり、経験であったり、資金力であったり、知能であったり、運動能力であったりします。
この『持つ力』だけで勝負が決まるのだったら、勝負をする前から勝敗は決まっています。
例えば、短距離走だと自己ベストタイム(や平均タイム)が速い人が勝つでしょう。
しかし、そうした場合だけでないのは、みなさんご存じのとおり。
ここで、もう一つの要素、『心の状態』が関係するんです。
この場合の心の状態とは、『持っている力を出しきる心の状態』です。
『今あるものでベルトを尽くせ!』が合言葉
『持っている力を出しきる心の状態』とは、『力を発揮できない』心の状態の逆、つまり、自信がある、うれしい、わくわくする、周りに対する感謝の心でいっぱいといったポジティブな心の状態です。
では、この状態に気持ちを持っていくにはどうするか?
言葉で気持ちを整える
ここで登場するのがペップトークです♡
ペップトークは、誰か他の人をやる気にさせる言葉で、大人だけでなく、子供に対しても効果的なんですが、私は自分で自分に言い聞かせるのもかなりいいんじゃないかと思っています。
ペップトークには4つのステップがあります。
①受容(事実を受け入れる)
②承認(とらえかたを変換する)
③行動(してほしい行動をポジティブな表現で示す)
④激励(背中をひと押しする)
例えば、お子さんが大切な試験の前に緊張しているとします。
準備はそこそこしてきた。でも、時間がなくて完璧ではない。ああ、不安だ、どうしよう。
お子さんは、そんな状態だと思って下さい。
親としては、準備してきたことを存分に発揮し、悔いのないように試験を終えて欲しいと思っています。
私だったら、こんな感じで子供に声をかけるでしょうか。
「ポン子ちゃん、明日はいよいよテストやね。緊張してる?そりゃそうよね。
ママも学校に行っていたときは、テストの前はいつも緊張していたな。」(=受容)
「でも、緊張してるのって、試験を大事だと思って、頑張ってきたからだと思うよ。」(=承認)
「落ち着いて問題をしっかり読もう。そして、できる問題から解いていこう。」(=行動)
「ハーゲンダッツのアイスを用意しとくから、帰ったら一緒にテスト終了のお祝いをしよう!」(=激励)
こんな感じでしょうか(笑)
おわりに・基本は相手との信頼関係
ほかの人をやる気にさせる声掛けをするためには、まず大前提として、その人との信頼関係が必要です。
自分のことを良く知らない人や、あまり信用していない人に何を言われても、響きませんもんね(^^;)
日々の生活では、近しい人たちとの信頼関係を構築し、ここぞというときに大切な周りの人たちが『実力を発揮』できるような声掛けをしたいですね。
私自身は、特に誰も励ましてくれないことが多いので(あ、忘れてた。離婚で大変だったときは、たくさん励ましてもらいました✨)、4つのステップを使って自分で自分を励まし、変な緊張をできるだけしなくてよいようにしてます。
この4つのステップは、意識せずに自然とそういう流れで声をかけていることも多いと思います。でも、意識して声掛けをすると、より効果的✨
よかったら、やってみてください♡
*この記事は、『たった1分で相手をやる気にさせる話術 PEP TALK』で学んだことの記録です。