いま、小6のわが子は、ゆる~くですが中学受験を目指して小4頃から、塾の講習に通ったりウェブで勉強したりしていました。
しかし、ここ数か月、体調が悪く、塾も休みがちに。
学校もかなりしんどそうで、途中で保健室に行くこともしばしば。
欠席も増えていっていました。
体調不良は突然に
子供の症状は
『体がだるい。特に、午前中だるい。』
『朝、起きにくい。』
『無理して起きたら、めまいがしたり、頭がいたくなる。』
などなど。
特別に好きなこと(工作とYouTube)以外については、集中力もかなり低下している様子。
勉強で集中できる時間も、とても短くなっています。
もともと、かなり活発だったのですが、全般に活気もありません。
発熱はなく、外からみた身体症状はあまりわからなかったので、最初は
『学校で人間関係がうまくいっていない?』
『いじめられてる?』
『高学年女子の人間関係って、ややこしくなり始めるもんね。』
『中学受験や塾の勉強がプレッシャー?』
『もしや、パパとママの別居と離婚が影響か!?』
など、『メンタル面だけの問題かな~』と思っていました。
それで、チョコチョコそれとなく子供に聞いてもいたのですが、子供は聞かれるのも嫌な様子。
午前中はかなりしんどそうですが、お昼から夜にかけては、比較的元気で、機嫌もよく、はしゃぐこともあるような状態。
なんだかよく、わかりません。
そこで、コロナで学校も塾も、長期にわたってお休みだったときに、普段かかりつけの小児科の先生だけではなく、他にも小児科をまわり、いろいろ診ていただきました。
結果、『起立性調節障害』ということが判明。
起立性調節障害ってなに?
この病名、名前を聞いたことはあったのですが、詳しいことは知りませんでした。
調べたところ、起立性調節障害は思春期に発症しやすい自律神経機能不全とのこと。
小児科の先生の説明では、『心身症としての問題もあるのかもしれないけど、身体に病変があるので、まずは身体の治療から』ということでした。
子どもはそれを聞いて、ほっとした様子。
『朝は、自分の体が自分の体じゃないみたいに感じてたから心配だったけど、理由がわかってよかった~』
とのこと。
わたしも、同居のおじいちゃん、おばあちゃんも、治療のやりようがあるということで、同じくほっとしました。
中学受験はもちろん難しいが
このあたりで、『中学受験は、体力的にも精神面でも大変だしやめるよね』と、わたしは当然のように思っていました。
しか~し、子供に塾のことを相談すると、『やめるのは嫌』とのこと。
今の時期にやめるのは、挫折感があるみたいです。
しかし到底、夕方から夜にかけて何時間も、通える体調ではありません。
いろいろ話し合い、塾にも相談した結果、ひとまずウェブ授業で続けることになりました。
わたしも中学受験をしたんですが、思い返してみると、クラスの子や友達も、みんな自分が受験準備をしているのを知っているので、なんとなく対外的にも全面撤退はしにくい感じになるんですよね~。
今の状態だと、体調が悪いのは確かなので、体調不良で受験できないということであれば、自分自身に対しても学校のお友達に対しても、ある程度納得できるんじゃないかなと、わたしは思うのですが、子供は『やめる』とまでは踏み切れない様子。
子供は『家でウェブをみるんだったら、ゆっくり流して観れるから大丈夫』とのこと。
本当は、流して観てたらダメなんだけど、もう、とりあえず元気になってくれたらなんでもいいよ~。
ということで、現在は細々とウェブ生として塾に在籍しています。
学校も理解ある対応でありがたい
学校の方は、コロナ休校中でも休校中でも先生は、毎日ではないようですが学校にいらっしゃっていたので、いろいろ相談しました。
担任の先生は、コロナ休校からのイレギュラーな授業形態の準備で大変な中、とってもサポーティブで、登校時間などは無理をしない方向で、やっていただけることになりました。
担任の先生も、ご自身でいろいろ疾病についての情報を調べたり、お友だちでかつて同じ症状だった人がいるとかで、そのときの様子を聞いてくださったりしたようです。
クラスのみんなには、病気のことを先生から話してもらっています。
おわりに
2週間ほど前から服用し始めた薬が、子供にあっていたみたいで、ここしばらくは、頭痛やめまいはなくなったよう。
朝も起きやすくなっています。
でも、無理はせず、ぼちぼちやっていこうと思います。
暑気を避けつつ、散歩などをして体を動かすのは、とてもいいようなので、わたしが会社に行っている日は、同居の私の父母(子供のおじいちゃん、おばあちゃん)に頼んで、できるだけ夕食のお買い物などに一緒に行くようにしてもらっています。
また、休日には、コロナのこともあるので車で行けるところを中心に、できるだけ楽しそうな場所に子供を連れ出し、疲れない程度に楽しく過ごすようにしています。
わたしの方は、仕事で思うように子供と一緒にいられないので、不安だったり焦ったりイライラしたりりていますが、お母さんが落ち着いてないと、子供も不安になると思うので、できるだけどっしり構えて、笑顔で過ごすようにしようと、自分に言い聞かせています(うまくいっているかどうかわかりませんが(^^;))。
笑顔は最強ですものね(^^)
この病気、まだ、あまりメジャーじゃないと思うので、『しんどい』といって、朝、なかなか起きられない場合でも、『怠けている』とは必ずしも限らないことを、多くの人に知ってもらえたらな~と思います。