今、NISAは『つみたてNISA』『NISA(一般NISA)』『ジュニアNISA』の3本立てです。
この3本立ては、実は2023年までで、2024年から新しい制度に変わります。
私は『つみたてNISA』が始まった2018年のちょっと前から、一般NISAで細々と投資をしています。
しばらくしたら最初のロールオーバーの時期でもあり、一般NISAが2024年から新NISAに生まれ変わるということもありで、気になって調べてみました。
金融は専門外の私ですが、自分の覚え書きを兼ねて調べた成果を素人目線でご紹介します!
金融庁の資料によると、今回のNISA制度改定は『家庭の安定的な資産形成の支援』ということですが、人生100年時代を見据えて『自分たちで老後のお金のことは頑張ってね』ということなのでしょうかね。
先に結論を書くと、今、一般NISAをしている人は、手続き不要で自動的に新NISAに切り替わるそう。
そして、新NISAは2階建てになっており、『ちょっと複雑になってるんじゃないかい!?』という感じです(^^;)
新NISAは2階建てで、けっこうややこしい!?
3種類だったNISAが2種類になる!
最初に書いたように、現行のNISAは『つみたてNISA』『NISA(一般NISA)』『ジュニアNISA』の3種類です。
引用:三井住友銀行パンフレット
そして2024年から『ジュニアNISA』がなくなり(←当初の予定通り2023年で終了)、『つみたてNISA』と『新NISA』の2種類になります。
引用:三井住友銀行パンフレット
『ジュニアNISA』って口座開設の対象が日本在住の0歳~19歳までの人(子供じゃん)だし、18歳になるまで払い出し制限があったりで、使い勝手がどうみても悪かったので、人気がなかったんでしょうね(--;)
子供で投資をする子は、資金がなかったり興味がなかったりで稀だろうし、親が実質的に投資するとなると、子供が18歳まで払い戻しができないというのが、融通がきかなくてちょっと面倒な感じですものね。
ちなみにNISAは『つみたて』『一般』の両方を持つことはできず、どちらか1つだけなので、始めるときは調べてから自分のあった方を選ぶのがよし!
でもまあ1年に1度、切り替えができるので、『やっぱり『つみたて(or 一般)』の方がいい』と思ったらチェンジできるのでご安心を。
つみたてNISAは原則かわらず
最近人気でよく女性誌にも特集が組まれている『つみたてNISA』。
こちらは口座開設期間が2037年から5年間延長されて、2042年までになる他は、基本的なところの変更はありません。
『つみたてNISA』は2024年以降も
★非課税投資枠:40万円 / 年
★非課税期間:最長20年間
★非課税枠累計:最大800万円(40万円/年 × 20年間)
です。
一般NISAが新NISAにかわる!
大きく変わるのが、わたしが今やっている一般NISA。
今の一般NISAは、特に手続きなど不要で自動的に新NISAに変わります。
再度マイナンバーカードを提出するなどの手続きは、いらない予定です。
名前だけじゃなく、内容も改変されます。
主な変更点は3つ!
★期間が5年間延長される!
★2階建てになり、年間の投資額が2万円だけ増える!
★1階と2階で投資できる商品が違う!
5年間延長!
一般NISAは、投資可能期間が2023年までの予定で、その場合、2023年に投資した分を保有できるのは2027年まででした。
しかし今回、2028年まで投資できるようになり、そこから最長5年間、非課税で維持できます。
2階建てになる!
ここが一番のポイントです。
これまで一般NISAの枠内では『積立』投資をしてもしなくてもよかったのですが(一般NISAでも『積立』タイプも購入可)、新NISAでは積立はマストになります。
1階部分が積立投資部分で、非課税枠は年20万円。
2階部分が今までと同様の投資の部分で、非課税枠は102万円です。
原則として、1階での積立投資を行った場合に2階での投資が可能!
しかし、年間20万円の枠をいっぱい使う必要はなく、一部でもOK。
また、例外としてNISA口座をすでに開設していた人や、投資経験のある人が2階で上場株式のみに投資を行う場合には1階での積立投資は不要です。
『非課税枠で運用するのだったら、絶対、つみたてをしろよ!』という金融庁のメッセージかな?
1階と2階で投資できる商品が違う!
1階の積立投資部分は、『つみたてNISA』の対象商品と同様となっています。
『つみたてNISA』で購入できる投資信託などは、いずれも金融庁の厳しい条件のクリアしたものです。
ヤバそうなのはダメで、手堅いものということでしょうか。
2階部分は、一般NISAと同様で、上場株式や投資信託に投資できます。
銀行のNISA口座だと投資信託一択ですが、証券会社だと投資信託に加え、上場株式なども購入でき、株主優待をゲットできたりもします♡
『一般NISA』&『新NISA』もいいと思う
『つみたてNISA』は、最近、雑誌でもよく特集されており、実際に開設口座もけっこうな勢いで増えています(2019年の1年間で約92万口座アップ)。
確かに、『つみたて』は非課税期間が最長20年と長く、『時間を味方につける』 という少額分散投資の一番のポイントを押さえています。
それに、最初に商品を選定したら、あとは放っておけばいいので、日中、ガッツリ働いている人は楽だし安心感があります。
でもね、そりゃ20代、30代の人は先が長いからいいですよ。
でもさぁ、40代(←私)や50代の人だと非課税期間が20年も必要かな・・・とも思うんです。
つみたてNISAをフル活用して、20年間投資をするとすると、最初にはじめてから非課税枠での運用終了まで40年ですよ💧
いくら人生100年といっても、40代後半や50代から始めるとすると長くないですか?
一般NISAで証券会社の口座を持っていると、個別銘柄の株を買って株主優待を楽しめるし、非課税で配当をもらったりもできます。
同時に、一般NISAの口座で『つみたて』投資もできます。
そしてロールオーバーすると10年くらいは非課税で運用できます。
また、『つみたて』投資の方は『つみたてNISA』の対象銘柄を買っておけば、新NISAの非課税期間が終わっても、『つみたてNISA』口座へ切り替えて運用を続けられます(今のところ)。
一般NISAの人気はないようですが、個人的には捨てたものではないんじゃないかな、と思っています。
『つみたてNISA』が人気ですが、中高年には『一般NISA』もなかなかいいのでは?
おわりに
『NISA、興味あるけど、まだやっていない』という方がいたら、せっかく非課税の制度があるので『つみたて』でも『一般』でも(←その辺は投資の目的とお好みで💕)、ちょっと始めてみてはどうでしょう。
口座開設の手続きは面倒ですが、積立てなら月々1000円単位、証券会社によっては100円単位からできるところもあるし、一般NISAで株を買うにしても10万円以下で株主優待などでけっこう楽しめる銘柄があります。
株価の動きなども気になり、社会勉強にもなって面白いですよ!
始めるんだったら、失っても泣かない程度の少額で、まずはトライしてみるのをお勧めします♡
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!