こんにちは!
シングル・ワーキンママのぽんちゃんです♡
今回は、しばらく放置していた京都半日弾丸ツアーの続き、龍安寺編です♡
小5の子供が自然学校に行っている隙をねらって、半日だけ京都に行きました。
なにせ、10年ぶりくらいのフリーな時間だったのですごく興奮して欲張り、沢山、世界文化遺産をまわりました。
金閣寺、龍安寺、仁和寺は隣接しており、3つのお寺とも世界遺産です。
世界文化遺産が数珠つなぎになっているので、時間がないけど世界遺産が見たい方に、とってもオススメのコースです。
では、早速いってみましょう!
- 龍安寺「りゅうあんじ」ではなく「りょうあんじ」
- 石庭(Rock Garden) のなぞ
- 石庭以外にもみどころ沢山♡
- いつかは食べたい庭園ビューでいただく湯豆腐「西源院」
- 龍安寺への行き方など基本情報♡
- おわりに
京都半日ツアーの目次(全体像)です ↓
わたしは金閣寺→龍安寺→仁和寺<きぬかけの路ルート>の順でまわりました。
龍安寺「りゅうあんじ」ではなく「りょうあんじ」
金閣寺から市バス59で約5分。
「竜安前」のバス停でおりると、そこはもう龍安寺。金閣寺から近!
龍安寺は、地図でいうと手前の方に鏡容池がどんっとあり、奥に建物が並んでいます。
ルートは、この池に添って建物のほうに行き、また池にそって、くるっと池を一周する感じでもどってきます。
所用時間は1時間弱で、そこそこゆっくり歩いて建物の中をみても戻って来られます。
拝観受付のあたりもこんな感じ!
静かな京都を堪能したい方には、金閣寺よりおススメです♡
鏡容池(5月~7月の睡蓮が有名)をみながら3分の1周ほどしたところで、
石庭のある建物に到着です。
くつを脱いで、ソックスで建物の中は歩きます。
中は全体に暗くて「お寺!」の渋い感じがよく出ています。
入り口付近には、由緒ありそうな屏風などがあります。
何と書いてあるかも、よく分かりません(^^;)
教養のなさが悔やまれます。
ここを過ぎると、いよいよ Very Famous なRock Garden(石庭) です。
石庭(Rock Garden) のなぞ
龍安寺の石庭。みなさん、名前は聞かれたことがあると思います。
これです、これ!
金閣寺に比べるとかなり地味なのですが、有名なんです~。
華やかな金閣寺もいいけど、石庭は「禅(ぜん)」という感じで、わたしのイメージする京都にピッタリです。
となりで小学生の子どもたちを連れた見知らぬお父さんの解説によると、この石庭は立ってみるのが正しいスタイルみたいです。なぜ?
枯山水の石庭はもとより、お寺自体が簡素な感じなんですが、禅文化が大流行りだった当時の時代背景を感じます。
この地味目の龍安寺が一躍世界的に有名になったのが、1975年、イギリスのエリザベス女王が来日したときに、龍安寺の石庭を絶賛されたからといわれています。
そのときにBBCが大々的に取り上げて、折からの禅ブームの後押しもあって、Rock Garden として世界的に有名になったというわけですね。
この石庭(幅25m ×奥行10m・プールの大きさくらい)、カメラワークの技術のなさで、なかなか全貌を写真一枚に収められなかったのですが、全体はこんな感じになります。
石庭のそばにあったミニュチュアです。視覚障害の方用で、触って確かめられるようになっています。
石庭のは、ちっちゃいのも含めると、全部で15個あるらしいのですが、「5+2」
=7、 「3+2」=5、3と3つのまとまりで石が点在しています。
全部で15個石があるんですが、どの角度から眺めても必ず1個の石は他の石に隠れて見えないようにつくられています。
めっちゃ、不思議ですよね~。
わたしは実は、実際にみて、座っても立ってみても13個しか数えきれなかったのですが、きっと、小さめのを見落としているんだと思います(^^;)
しかし、なぜそんな配置にしたのか?
実ははっきりしたことはわからないんですが、有力説を1つご紹介します。
名付けて七五三説です!
東洋では「15」という数字は「完全」を表すといわれています。
また、陽数字(奇数)も縁起がいい数字です。
石庭にある15個の石は、東から「5,2」、「3,2」、「3」と並べられており、それぞれのグループごとに石の数を足すと、「7」、「5」、「3」と縁起のいい数字になります。
そして、これを全部足すと、15というパーフェクトの数に!
ここで疑問です。
なぜ、めっちゃ縁起のいい数の石を一つ隠すの?
これは、「物事は完成した時から崩壊が始まる」という思想と関係しているといわれています。
15から1個石をみえなくすることで、「未完」、「不完全」を表現しているのではないかと伝えられています。
自分の足りないところを見つめ直し、完成に向けて精進するという意味合いでしょうか。
石庭は、現場に行くと、ほとんどの人が座ってみているのですが、立ってみるものと、ちまたで言われているのは、部屋から立ってみると、15個すべての石を見ることができる地点があるからといわれています。
お部屋は立ち入り禁止で、廊下からみるだけだったのですが、本当にそんな地点あるのか・・・興味はつきません。
石庭のそばのお部屋 ↑
石庭以外にもみどころ沢山♡
これ、昔、社会の教科書でもみた気がします。
知足のつくばいです。
このつくばいは、石庭とは建物をはさんで反対側にあります。
お茶室に入る前に手や口を清めるための手水を張っておく石です。
このつくばい、真ん中が四角くなっており(水がたまっている部分)、わたしの写真では分かりにくいですが、四角い部分を囲むように五など、四つの文字が配置されています。
この四角い部分が周りの四つの漢字の「へん」や「つくり」の「口」として共有され、
「吾」「唯」「知」「足」と読むことができます。
吾唯知足=「われ、ただ足るを知る」には、石庭の石が一度に14個しか見ることができなくても、不満に思わずに満足する心を持ちなさい、という戒めの意味が込められているのだとか・・・。
これも諸説ありです。
つくばいがある方の老化からみる景色は、こんな感じです。
緑と室内の暗さのコントラストが、京都っぽくてステキ。
しかも、お客さんがあまりいないから静か!
ふと下をみると、防火用のバケツが並んでいました。
けっこうどぎついピンク色。
火事のときに分かりやすいため?
いつかは食べたい庭園ビューでいただく湯豆腐「西源院」
メインの建物を出て、お池のまわりを歩いていくと、敷地内にある湯豆腐屋さんの看板が見えてきます。
ああ、入りたい!
「七草湯豆腐」が有名で、おひとり様1500円です。
豆腐に7種類の野菜を加えたものです。
「精進料理湯豆腐付き」は、おひとり様3300円。
こちらは、湯豆腐や炊き合わせ、白和えなどがありボリュームたっぷり。
食べたい、食べてみたいけど、お金も時間もありません!
残念がら今回はスルーしていきます。
いつか、金銭的にも時間的にも精神的にも余裕ができたら来たいものです。
お金と時間に余裕がある人は、是非、召し上がってみてください!
龍安寺への行き方など基本情報♡
湯豆腐屋さんをすぎると、あとは残りの3分の1周くらい池をまわって、山門のところにかえってきます。
龍安寺(りょうあんじ)の基本情報です。
・電話 075-463-2116
・拝観日 無休
・時間 8:00~17:00(3月1日から11月30日)
8:30~16:30(12月1日から2月末)
・拝観料 大人・高校生 500円
小・中学生 300円
・アクセス
バス「竜安寺」下車 徒歩1分
おわりに
みなさん、龍安寺、いかがでしたでしょうか。
観光客が少なめで、建物も落ち着いており、ルートもシンプルで迷子になりにくいので、渋めの京都を味いたい方には、金閣寺よりおすすめです。
有名な石庭の作庭意図については、「禅の精神」や「心の字の配石」など諸説あり、誰がいつごろ作り上げたのかも、今だに謎です。
それが、また龍安寺の魅力になっているんでしょうね。
修学旅行とかではなく、大人になってから、まだ訪れていない方は、是非、一度、行ってみてください!
大人の京都を堪能できると思います♡
今日も、最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
今回、半日弾丸ツアーに持って行ったガイドブックです。
「フォトジェニックコース」や「寺アートコース」など、目的別に50プラン載っていて、読んで眺めているだけでも楽しいです♡