先日、子ども(小5)がロングヘアをばっさり切って、子ども用の医療用ウィッグに利用してもらうため、ジャーダックというNPO法人に郵送で、切った髪の毛を寄付しました。
それから1週間もたたないうちに、ジャーダックさんからかわいい受領証&リストバンドが届きました。
わーい。
Japan Hair Donation & Charity(ジャーダック,JHD&C)|ヘアドネーションを通じた社会貢献活動
受領証が届きました!
これが届いた受領証です。
ポストカードサイズで、寄付した人の名前などは特に入っていません(笑)
裏はこんな感じで、いろいろな言語でありがとうと書かれています♡
リストバンドはこれです(↓)
Japan Hair Donation&Charity(通称ジャーダック)と書かれています。
子どもは、「ちゃんと届いているかな~」と心配そうでしたが、これで、届いていることが判明してよかった、よかった。
切った髪の毛をゴミにするのは、もったいない。もったいない。
今回、わたしではなく子どもですが、ヘアドネーションをしての感想は、「髪を伸ばすのがちょっと大変だけど、ボランティアとしては超簡単で、お手軽!」ということです。
画像引用元:Photo AC
医療用ウィッグを作るには、31センチ以上の髪の長さが必要。
これってけっこうな長さで、子どもだと腰近くまできちゃう長さなんです。
しかし、もともと長めの人だと、だいたい1か月で1センチ伸びるので、31センチに達するまでそんなに期間はかからないはずです。
わが子もドネーションすると決めてから、ばっさり切るまで10か月程度でした。
髪は丁寧に手入れをして伸ばしていても、切ってしまえばゴミです。
そのゴミを有効に使える道があるんです♡
ロングヘアでショートにしようかな、と思っている方は、是非、ヘアドネーションにチャレンジしてみてください。
基本、髪を縛って切って送るだけですから、髪の長ささえあれば簡単です♡
1個のウィッグを作るのに、なんと30人分の頭髪が必要
今回、寄付するまでよく知らなかったのですが、1個の医療用ウィッグを作るために、なんと20~30人分の頭髪が必要なんです。
一人分がこんな感じです。寄付したわが子の髪です。写真だとちょっと怖い。。。
ここで気になるのが、「違う人の髪の毛を合体してどうやってウィッグを作るの?」ということ。
みんな髪質も色もバラバラでしょうしね。
これをウィッグにするためには、髪質や色を統一しなければ使い物になりません。
専門の業者に送って、トリートメント処理という特殊な処理をします。
送られた髪は、
①まず専用の薬品を使ってキューティクルを整えます。
②次に天日で乾かします。
③その後、また薬品を使って脱色して均一にし、
④日本の子どもたちに合わせて自然な黒色に染め、
⑤長さや太さをみながら、一本一本手作業でまとめられます。
その後、やっとウィッグの製作に入ります。
トリートメント処理だけで、半年から1年程度の期間が必要らしいです。
こんなに手間ヒマがかかるので、人毛のウィッグを、その子の頭にピッタリ合うものを特別に注文すれば、購入費用は50万円以上することもあるそう。
それをジャーダックでは無料で提供しています。
「髪がつなく物語」小学校高学年用の本
上の「1個のウィッグに30人分の髪の毛が必要」とかの情報は、調べたわけではなく、実は、この本から得た知識です(^^)
ヘアドネーションする前に、子どもと一緒に読んで気分を盛り上げていました。
ヘアドネーションの日本における活動を、ボランティアとして参加する子どもたちを通して紹介している本で、小学校高学年用(たぶん)の本です。
夏休みの読書感想文の課題図書にもなっていたようです。
私が衝撃だったのは、小学生の男の子(しかもサッカー少年)が、髪を腰くらいまで伸ばして寄付した話。
そんな男の子がいるのも驚きですが、彼が髪を伸ばして切った姿が、町でも評判になり、次々にヘアドネーションする人が現れたらしいです。
興味を持たれた人は、是非、ご一読を!大人が読んでも面白いです。
おわりに
ジャーダックのまわし者のような内容になってしまいましたが、通常はゴミになってしまう切った髪で、お手軽ボランティアができるんです。
寄付した後は、「ちゃんと届くか」等、心配していたうちの子どもも、受領証が届いてからは、自分の髪が役に立つであろうことが実感できたようで、ハッピーな様子。
短い髪も、手入れしやすいと気に入っています。
そんな子どもをみていると私もハッピーに。
ロングをショートにしようと思っている方は、是非、ヘアドーションを検討してみてください♡
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!