NHKのニュースウォッチ9で、コロナ禍でのひとり親家庭の貧困問題について報道されているのをみました。
シングルママと子供の場合、ママはパートなど非正規雇用のことが多く、もともと大変だったところにコロナ禍で仕事を解雇になり、さらに苦境にたたされる家庭が多いとか。
わたしもシングル・ママ。
まったく他人ごとではありません。
ニュースではさらに、離婚は成立していないけど、別居中や離婚調停中の場合、さらに大変であると伝えていました。
離婚が成立していたらもらえる、ひと月4万3160円(全額支給の場合)の児童扶養手当がもらえないなど、支援が行き届かない現実が伝えられていました。
離婚調停もコロナで裁判所の事案処理が進まず、ただでさえ遅いのにいつもよりさらに調停の進み方が遅くなっています。
番組でインタビューに答えていた人の話では、7月に調停の日程が入った次は10月とか、そういうペースのようです(裁判所によって違うでしょうが、通常は1月に1回のペースくらいです)。
そのため、離婚の成立が当初の予定より遅れてしまっているとか。
*そういえば私の調停(離婚ではない)も遅れました(^^;)
わたしは離婚が成立してしばらくたつので、最近はすっかり忘れていたんですが、そうなんですよね。
離婚した後も大変なんですが、離婚する前はもっと大変でした。
わたしは子供を連れて別居し、しばらく後に離婚に至ったのですが、別居後かつ離婚前は本当に利用できる支援制度(経済的にも福祉的にも)が限られており、すごく心細かったです。
わたしの場合、さきほどあげた児童扶養手当はもちろんもらえなかったですし、月1万円の児童手当も夫が必要な書類を出してくれず、ず~っと子供をみていない夫のほうに入っていました。
さらに、市町村の子供医療費助成(子供の医療費がほぼ無料になる)も、やはり夫が必要書類をくれず手続きができませんでした。
そういえば医療費については、市役所の窓口の人が知識がないのか冷たいのか分かりませんが、ぜんぜんとりあってくれず、申請にさえ至らなかったな・・・😅
別居後、とくに別居直後は、持つものも持たないで出てきていることが多いので、必要最低限の衣服や生活用品を買わなければいけず、出費が特にかさむんです。
生活状況が急変し、先も見えない時期なので、精神的にもかなり余裕がないですし。
そんなとき、使えるお金も相談にいくところもないのは、本当に精神的にこたえます。
わたしは幸い、最終的に実家に転がり込んだので生活が成り立ちましたが(おとん&おかん、ありがとう♡)、転がり込む実家がないと、えらいことになっていました(^^;)
月に1万円の児童手当の方は、市役所の職権で相手側の自治体から移すこともできるようですが、そうなると夫の会社の知るところとなるかもしれず、まだ、離婚前だったので、事を荒立てたくない気持ちがあり、そこまで割り切ってできませんでした(^^;)
月に4万円超の児童扶養手当の方は、あらためて受給要件をみてみたんですが、離婚が成立しない状態で、子供が父母のどちらかに育てられている状態だと、『裁判所からDV保護命令を受けた』方が育てている子どもでないと、もらえないんですよね。
なかなかのハードルの高さです。
別居中のお父さん、お母さん、双方に手当がいっちゃう二重給付を避けるために、受給要件が厳しくなるのはわかるんですが、なんとか実態にあわせた運用はできないものでしょうか。
どうすればいいのか分からないのですが、マイナンバーカードもあることだし、個人ベースの支給(子供関係の手当ては子供にくっついていくよう)にすればちょっとはマシになる気もします。
それでも、子供の口座をどう管理するかという問題は残るでしょうけど。
コロナで国民1人あたり10万円給付のほうも、世帯主にまとめて給付だったので、受け取れていない別居中&離婚前の方も多いと思われます。
個人ベースにすれば、少なくともこっちの方は問題なく受け取れたでしょうね。
別居中で離婚前の人は、数的には少ないでしょうが、支援がとっても必要なタイミングでもあります。
なんとかそうした制度のはざまにいる人たちにも、いきわたるセーフティネットが欲しいものです😔
ニュースをみての感想でした。
では、今日はこのあたりで。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!