こんにちは。シングル・ワーキングママのぽんちゃんです。
小5の子どもが塾に通って、ゆる~く中学受験の準備をしています。
今回は算数の計算問題で、子どもが「わからな~い。ママ教えて~。」と言ってきた「等差数列」と「等比数列」の和についてのお話です。
- はじめに~大人の私にもむずかしい数列さんたち~
- 等差数列って何?等比数列って何?
- 等差数列はこんな感じ
- 等比数列はむずかしいぞ☆
- 等比数列の和の応用編 ~分数でやってみよう!~
- これで数列の計算はカンペキ!?
はじめに~大人の私にもむずかしい数列さんたち~
私も、大昔ですが一応、中学受験を経験したので、なんとな~く「等差数列の和」のやり方は覚えていました。
しかし、「等比数列の和」ってなんだっけ!?
けっこう小学生には難しいのでは!?
やばい、大人の私にもよくわからない(^^;)
ということで、ネットやテキストやらをいろいろ調べて、なんとか子どもに解説できるところまでたどりつきました!
ちなみに「等比数列の和」をネットで検索すると、高校の数学の問題としてけっこう出てきています。が、公式としてよく紹介されているものは、まだ小学生ではやっていない記号やらが出てきて、とてもチビッコたちには無理です。
もしや、私のようにお子さんに聞かれてこまっている、お父さん、お母さん、さらには、おじいちゃん、おばあちゃんもいるのでは、と思い、ブログに書くことにしました。
等差数列って何?等比数列って何?
大人のみなさま、覚えていらっしゃるでしょうか。等差数列と等比数列を。
等差数列は、「1,3,5,7,9」のように、となり合う2つの数字の差の大きさが一定の数列です。
この場合、差は2で、左から右にかけて「+2」ずつ数が大きくなっています。
一方、等比数列は、「2,4,8,16,32」のように、となり合う2つの数字の比が等しいものです(ゆるい説明ですみません)。
この数列の場合、左から右に「×2」ずつ数字が大きくなっていっています。
小学生さんたちには、まず、それぞれの数列の規則をみつけてもらうのがファースト・ステップですね。
等差数列か、等比数列か、はたまた、群数列のような別の数列か。
等差数列でも、「+2」で大きくなっているのか、「-3」で小さくなっているのか?などなど。。。
等差数列はこんな感じ
さあ、ここで問題です!
つぎの数列について答えなさい。
2,5,8,11,14,17・・・
①はじめの数から数えて10番目の数はなんですか?
②はじめの数から数えて10番目までの数をすべて足すといくつになりますか?
このあたりが簡単な問題として出てくるかと思います。。。
私にはすでに、けっこうむずかしいですが。。。
①はじめの数から数えて10番目の数はなんですか?
ちょっと実際に書き出してみます。
①番目・・・2
②番目・・・2+3 ⇒2+3×1
③番目・・・2+3+3⇒2+3×2
① ② ③
このアンダーラインの数が、〇番目の〇より1つ小さい☆
だって、最初の「2」が1番目だもんね☆
この規則性がわかればしめたもの。
10番目は・・・2+3×9
10番目の、「10」-1=9 です。
ということで、10番目の数は、
2+3×9=29 になります。
②はじめの数から10番目までの数をすべて足すといくつになりますか?
これは、数列をひっくり返して足します!
どういうことかというと・・・
普通の順序の数列は
2+ 5・・・26+29
<ひっくり返したものを足す>
+29+26・・・5 + 2
31+31・・31 +31
① ② ・・ ⑨ ⑩
上と下を足すと、みんな「31」になる!
このように、「31」のセットが①~⑩まで10セットできるわけです。
だから、はじめの数から数えて10番目の数までの合計は、
(2+29)×10÷2
=155
になります。
ここでのポントは、「÷2」を忘れない!ということです。
「もともとの数列」+「ひっくり返した数列」と2つの数列を足しているので、2で割ることになります。
うちの子は、よくこの「÷2」を忘れます。
掛け算までしたら安心して、できた気になっちゃうんでしょうね・・・とほほ。
分数の問題もよくみかけますが、基本的にやり方は一緒です。
等比数列はむずかしいぞ☆
では、いよいよ、等比数列にいきましょう。
等比数列については、「〇番目の数はなんですか?」という問題は、いまのところあまりみかけないので、いきなり 等比数列の和 にいっちゃいます!
またまた問題です。
3+6+12+24+48+96
+192=?
これは、左から右に「×2」で数字が大きくなっていく、等比数列です。
短めの数列にしてみました。
が、短いからといって、力まかせに足し算してはダメ!です。
さらに足す数字が多くなったときに、対応できません。
等比数列の和 のポイントは、
ずらして引く! です。
どういうことかというと・・・
もともとの数列全体を ★ とします。
この数列は、数字が左から右に
「×2」で大きくなっているので、
★×2の数列をつくります。
そして、その数字を上と下の数字が重なるようにずらしてみます。
★
3+6+12+24+48+96+192
★×2
6+12+24+48+96+192+384
こんな感じ☆
そして、(★×2)-★=★
これが求める答えですが、アンダーラインの部分が同じなので、引き算をするとそこはすべて消え、結局、はしっこの「3」と「384」だけが残り、
384-3=381
となります。
ちなみに、左から右に「×3」で大きくなっていく数列だと、
★×3 の式をつくり、
★×3ー★=★×2なので、ずらして引いた後、「2」でわります。
等比数列の和の応用編 ~分数でやってみよう!~
次は、分数でやってみましょう。
1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 + 1/32=?
これは 左の数「×1/2」⇒ 右の数 の等比数列です。
★ ⇒ 1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 + 1/32
★×1/2 ⇒ 1/4 + 1/8 + 1/16 + 1/32 +1/64
★ー★×1/2 = ★×1/2
つまり、
1/2 ー 1/64
=31 / 64 (これが★の2分の1)
となり、
★は 31 / 64 ×2=31/32
となります!
パチパチパチ!拍手~!
これで数列の計算はカンペキ!?
中学受験において計算問題は、時間をかけず、ミスせず、要領をかまして、さくさくっとするものです。
時間は難しい後の問題にとっておきましょう。
もたもた、地道にやっている暇はありません。
小学生さんたち、計算のやり方を、ただやみくもに覚えるのではなく、なぜ、そうするのかというところも含めて理解し、満点ゲットだぜ☆
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