関西の中学入試の統一入試は、今年は1月16日(土)。
娘の入試の本番まであと11日ほどです。
そして、このタイミングでのコロナの急激な感染拡大。
関東方面はロックダウンの検討に入ったとか。
なかなか不穏な空気が漂っています。
私の仕事は、今週からスタートです。
在宅勤務も4月頃のように増えつつあるのですが、それでも3分の2以上の日数は出勤です。
混み混みの通勤電車に乗って、大阪の中心地である梅田を通って通勤しているので、いつ私が感染してもおかしくない状況です。
『私がコロナを家に持ち帰り、受験をひかえる娘や、高齢のじーじ&ばーばに感染させたらどうしよう』という、ここ数か月忘れていた(←『コロナ』に慣れて鈍感になっていました😰)ドロドロした不安が、また押し寄せています。
*お天気はとても良くてありがたいのですが、コロナが・・・。
中学入試については、これまでは『熱が多少あっても別室受験などができる場合があるので、とりあえず試験会場まで連れて行って、事情を説明するように』といわれていたのですが、ただの風邪ならともかく、コロナだとやっぱりまずいですよね。
ああ、どうなるんだろう。
この冬は絶対にコロナを家に持ち込めないのは確かです。
消毒液を持ち歩き、大好きなコンビニなどにも極力寄り道せずに家に帰っています。
同じ市内に住む妹の子は、現在、高3でこちらも受験生。
この子はこの子で、関西にも大学はいっぱいあるのに、東京方面の大学を狙っています。
もうすぐ大学の一般入試も本番なのですが、『緊急事態宣言が出たら、関西から東京への移動は制限されるだろうか』と心配しています。
さすがに受験できないということはないと思いますが、ただでさえ受験生はストレスフルなのに、先行き不透明な状況でさらにストレスがかかっているようです。
ママである妹もピリピリ。
本当に、去年と今年の受験生は大変です。
*受験生の勝負お守り『学業成就』、買いました。
そんなときに観たのが、昨日(1月4日)放送のNHKニュースウォッチ9です。
わたしの大好きな、というか大尊敬している作家の塩野七生さんのインタビューが放送されていました。
塩野さんによると、現在のコロナ禍のような『思いもよらないこと』は、歴史上しょっちゅう起きていたもので、『いつも予測しないことがおこる。それが歴史というもの』ときっぱりとおっしゃってました。かっこいい~。
そして、いまは『歴史の踊り場に立っている』ようなものと思ったらいいんじゃないか、つまり、下から上ってきたところで、息を整え、また、自分の足で上っていく準備をしていると。
現状については、わたしは転がり落ちるイメージが先行していたのですが、『踊り場』と考えると、不安が軽減される気がします。
さらに、『100%信仰を捨てたらいいんじゃないか』とをもおっしゃっていました。
100%安全を求めたり、100%何とか・・・は、やめて、間をいくという。
今でいうと、ロックダウン からいきなり Go To に行ったりとか極端なことではなく、しっかり検査したり感染が疑われる人を一定期間隔離したりしながら、ぼちぼち経済も回すということでしょうか。
*梅田阪急のディスプレイ(↓)はゴージャスでめでたい雰囲気ですが、やっぱりコロナが心配
この100%信仰は、心理学でも『白黒思考』『ゼロか100か思考』等といわれ、社会でつまづきやすい、適応的とはいえない思考パターンの一つとしてあげられています。
100%を求めると、2~3%ダメだっただけで、『もうダメだ〜』となっちゃうんですよね。
100かゼロの2択だと、その間の無限にあるはずの可能性は考えなくていいので、楽なのはラクです。
私は疲れていたり、今みたいに不安だったりすると、ついつい極端な考えに走りがちなんですが、そうですよね。
今こそ『100%』とかいうのを捨てて、0と100の間にある無限の選択肢に目を向けなければならいんですよね。
塩野さんのインタビューを観ていて、気づかされました。
受験はとても大事ですが、受験が思うようにいかなくても、別に死ぬわけではないし、中学も大学もどこかしら行くところはあるでしょうし、努めて気楽にいきたいと思います!
では、今日はこのあたりで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♡