いよいよ開幕する大阪万博に
ワクワク&ソワソワしながらも
図書館で長いこと予約待ちをして
やっと借りることができた
今村翔吾さんの戦国もの
『幸村を討て』を読み終わりました✨
今村翔吾さんの小説は
最初に読んだ『塞王の盾』があまりに面白く
/石垣職人vs鉄砲職人の設定も最高/
以後、Kindleでもオーディブルでも紙の本でも 、隙があれば読んでいます。
今回借りた『幸村を討て』では、主人公の幸村は物語の開始早々、死んでしまいます。
その後の構成が斬新で、東軍&西軍の幸村ゆかりの武将たちが、それぞれ大阪(坂?)の陣と幸村を回想するという構成です。
その出てくる武将たちが、歴史をあまり知らない私も知っている超有名どころ。
徳川家康に、織田有楽斎、南条元忠(この人は知らなかった)、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永などなど。
これらの武将たちに加えて、幸村のお兄さん信之までもが、幸村を回想しつつ
幸村を討て!
と口々に叫ぶ
という構成です。
単なる、胸アツ戦国武将ものではないんです。
上質なミステリー(歴史ミステリー)です。
最後の章で、幸村と内通していた疑いで、兄の信之が徳川家康と本多正信に詰問され、追い詰められていくシーンは、紙に書かれている文字なのに、すごく迫力がありました。
すごいわ、今村先生✨
大阪城内の魑魅魍魎っぷりが、すごくリアルに描かれていました。
大阪城の近くで勤務しているのですが、あそこで400年前にそんなことが行われていたなんて、怖いわ。
ちょっと毛色が違う章もありました。
毛利勝永の章で、勝永と淀殿の幼馴染&ほんのりラブストーリー的な展開、素敵✨
すごく好きです。
あと、後藤又兵衛がみんなから
功名乞食(こじき)
と陰で言われていのも面白い。
異常なまでに『名を上げる』ことにこだわり、どんなチャンスにも喰らいつく。
さらに大局を見ずに突っ走り、周りのことも顧みない人、というような意味で使われているのですが、功名乞食ってすごいパワーワード😁
近くにこんな人いたら、超迷惑。
巻き込まれないように、距離を取らなくちゃ
な〜んて、思いながら読んでいました。
とまあ本の内容は、とっても満足
星5つ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
だったのですが、なにせ図書館本
2週間で返さなくてはいけません。
次に待っている人がいるので
延長貸出はさせてくれません💧
なのにこんなに分厚くて、527ページの大作。
後半、時間がなくてかなり駆け足で、必死で読みましたよ。
ああ、もっとゆっくり読みたかったです。
もしかしたらKindleで、改めて買っちゃうかも。
しばらく今村翔吾作品の沼から、抜け出せそうにありません。
ではでは
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