シングル&ワーキングママのぽんちゃん日記

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PTAの役員選挙。決まらなければ『くじ引き』で!【PTAについて思うこと】

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PTAの次年度の役員選挙の時期です。

うちの子が通う小学校でも、先日、来年度の役員選挙が行われました。

 

子供は小6なので、わたしは来年度の役員にはなりようがないのですが、なんと昨年&今年と、PTAの役員をしており(←自分で自分を褒めてあげたい)、その関係で、選挙の立会いをするお役目があったので行ってきました。

 

そこで思ったことを、書きたいと思います。

 

 

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はじめに

 

働く保護者が増える一方、わたしが子供の頃より、明らかに活動内容が増えているPTA。

働いていない保護者も、介護やお子さんが小さいなど、何らかの理由で働けない人が多く、けっして日中、フランス語会話やお料理の習い事や、お母さん同士のお茶に明け暮れ、暇しているわけではありません。

 

こんな状況なんで、PTAの在り方を変えないと、存続が難しくなっているのは誰の目にも明らかです。

 

うちらの小学校でも、昨年あたりから具体的に、業務のスリム化をはじめとする、PTA改革に具体的に取り組んでいます。

しかし、なかなか劇的な変化はみられず・・・という残念な状況。

みんな、PTAの仕事は少ない方がいいし(できればなくしたい)のに、なんでなんしょう。

 

 

うちの子の小学校のPTAの現状

 

近隣の某市の小学校PTAが解散(?)したという話が流れてきて、それまでなんとなくみんな思っていた、『PTA怖い』『PTA、逃げたい』という気持ちが結実し(?)、現状を変えようとPTAの改革チームが立ち上がりました。

 

主なテーマは

★PTA任意加入の意思確認の実施

★PTA業務のスリム化

です。

 

で、それに伴う事項として

★個人情報の取り扱い

★会費の徴収方法

★役員の選出方法

などなどが検討されてきました。

 

主なテーマの『任意加入の意思確認』については、PTAはもともと任意加入の団体ですが、うちの小学校では実質強制加入のような状態になっています。

子供が入学すると明確な意思確認なく自動的に入った形になり、会費も給食費等と同じ口座から自動的に引き落とされています。

PTA脱会は現状でももちろん可能ですが、入会ではなく脱会に明確な意思表示が必要なので、波風がたつのを恐れて、脱会する人はほとんどいない状況です。

 

それを最初に、『入会申し込み』や『同意書』などの形で、確認をとって、入会してもらう形に変えようというもの。

 

そうなると、PTA加入人数が激減すると思われるので、スリム化も当然必要。

ゼロベースで検討しているところです。

 

委員会を統合したりしつつ、仕事の総量を減らし、必要な役員数も3分の2くらいまでに削減はできました。

でも、旗当番や見回り当番など、児童の安全にかかわる部分や、先生方のお手伝い的要素(先生はかなり忙しい)はうまく削れない部分もあり、市内の他の小学校や中学校、幼稚園や自治会とのからみもあったりで、なかなかゼロにできる部門が少ないんです。

 

実際に、加入の意思確認を書面でみんなに行うのは、来年度からは間に合わず、早くても再来年度から。

今はまさに過渡期という状況です。

 

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役員選挙のゆくえ

 

そんな中で行われた来年度の役員選挙。

再来年度からは、任意加入の同意書等に記入してもらう方式になりそうなので、最後の『児童の親はほぼ全員がPTA会員』という中での役員選挙です。

 

役員をしないまま逃げ切れる可能性が見えているせいか、今年はいつもにも増して事前の立候補が少ない状態でした。

 

そして、決まっていない役員の椅子を埋めるため、互選会(候補者が集まって、みんなで役員を決める会)が行われ、そこに私は立ち会ったのでした。

 

子ども1人につき、総務部は1年、他の役員は2年務めるのが決まり(😅)で、この基準をクリアしていない人に対し、事前に『この日に選挙に来てね』というお手紙が配布されていました。

しかし、平日の昼間に、こんなのみんな来たくないですよね(休日でも嫌だけど)。

出席者は半分、いや3分の1くらいです。

来ている人もみんな暗い顔(-"-)。全員女性でお父さんはいません(これもなんだかな~)。

 

立ち会っている私のような現役役員たちが、候補者の方々に『PTA,怖くないですよ』『仕事しててもなんとかなりますよ』『先生たちと仲良くなれますよ』と、あまり魅力的ではないかもしれないアピールをし、再度、立候補を募ったのですが、やっぱり立候補なし。

 

数年前までは、ここで、延々と話し合いという名の我慢大会が行われ、沈黙に耐えられなくなったいい人なお母さんが、『じゃあ、わたしやります』となっていたんですが、あまりに雰囲気が悪くなり、時間がかかりすぎるので、最近はあっさりくじ引きです。

 

このくじ引きの恐ろしいところは、当日、出席していた人だけではなく、欠席者の分も、欠席者に成り代わり(?)総務の役員さんがクジを引くというところです。

それでないと、出席した人が馬鹿をみることになるので、公平ではあるんですが、欠席裁判っぽいので、後味が悪い悪い。

 

案の定、欠席者の割合と等しく、約3分の2が欠席されている人に決まったのでした。

数日内に、『あなたが、来年度のPTA〇〇の役員に決まりました!』という内容のお手紙が、決まった方に届くはずです。

 

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おわりに・PTAはどこへゆく

 

くじ引きで決まって、『しゃあない、やるか』と割り切ってくれればいいですが、過去、やっぱりそうならない人もけっこういて、任期途中で欠員になったり、いろいろありました。

こんなにまでなり手がいないって問題ですよね。

 

でも改革も、なかなか難しいのは事実。

PTAの役員などはする期間が短く、子供が卒業しちゃえば関わらない組織なので、どうしても『なんとかやり過ごそう』『逃げ切ろう』という、近寄らない、さわらないという姿勢になりがちです。

それに、スリム化に手をつけても、すぐに役員を離れたり、子供が卒業したりしてPTA自体から離れるので、不具合があっても後始末ができません。

そうなると、めちゃくちゃ思い切ったこともなかなかしにくいものなんです。

 

そしてそして、保護者が抱くPTAのイメージが悪すぎるのも大きいと感じました。

業務や役員数を減らしたり、仕事をオンライン化したりして、負担を軽減しても、みんな聞いてくれないし、聞いてくれても『またまた~。やっぱり超大変だと思うよ』と信じてくれない状況です。

私も役員をする前は、『PTA=超怖い』というイメージが先行して、できるだけ避けてきてましたもん。その気持ちはわかります。

生活も大変なのに、ボランティアどころじゃないという気持ちもあるでしょう。

 

でも、2年間やってみての感想は、みんな怖くないし(当たり前?)、よく言われることですが先生とも話す機会が増えるし、子供の様子も分かるし、そんなに捨てたもんでもなかったです。

まあ、平日に休みを取らざるを得なかったり、出店の釣銭を用意したり、いろいろ面倒ではありましたが、今となってはいい思い出かな。

 

このままPTAのイメージが超悪いまま、実質的にも任意加入になると、PTA加入者は半減、いやそれ以上に減るかも。

それはそれで、回っていくんでしょうし、いいんだとは思いますが、みんなの思いは

『無駄な仕事はせず、子供が楽しく暮らせる環境を整えたい』という点では一致していると思うのに、なんでこんなに上手くいかないんでしょう。

 

10年後には、『PTAって、超うざい組織あったよね』とか過去のものになっているのでしょうか。

PTAがあってもなくても、子供が安全で幸せな学校生活を送れるように環境をキープしたいものです。

みなさんの学校、地域ではPTAはどんな具合ですか?

また、いろいろ教えてください。

 

今回は、長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!