シングル&ワーキングママのぽんちゃん日記

公認心理師でシングルママの情報発信ブログです。起立性調節障害の娘との生活、中学受験、お金の話など生活に密着した話題をお届け♡

どうして勉強しなくちゃいけないの?そんな子供の質問にどう答える?

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「どうして勉強しなければいけないの?」「幸せって何?」「生きてる意味はあるの?」「人を好きになるってどういうこと?」

 

シンプルだけど答えにくい、いや、シンプルだからこそ答えにくい疑問っていくつもあります。

 

生きてく中で、大人なら一度は考えたことがある、単純だけど根源的な疑問。

今回はそんな問いについて、哲学者の言葉をヒントにして、自分自身で考えていく入り口に立たせてくれる本をご紹介します♡

 

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岩村太郎さん著の『10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉』

 

この本を買ったのは今から数年前、子供がまさに10歳の頃でした。

書店に平積みになっていたので、何気なく手に取り、イラストも可愛いのでそのまま買って帰りました。

夜、寝る前に子供と一緒に読んでいたのですが、子供より大人の私の方が熱心にみていたような気がします。

 

だって、冒頭に書いたような、一度は考えたことがある人生の問題について26個も、知っているようで知らなかった古今東西の哲学者の言葉を引用して、説明してあるんです♡

 

見開き2ページで一つの質問が完結するようになっていて、答えや解説もくどくどしてない。

 

例えば、『どうして勉強しなければいけないの?』という疑問には、フランシス・ベーコンの『知は力なり』があてられています。

 

*イラストは脱力系でいい感じ

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勉強した知識は自分の力になるんだ。この力があればあるほど、人生の選択肢が増えて、大人になった時に役立つものなんだ。ゲームも手持ちの武器や技が多い方が強いよね。現実も同じで、知識が増えると、人生の選択肢も増え、自分の生き方を自由に選べるようになる。

 そして、ベーコンが経験を重視したことについても、きちんと書かれています。

 

著者の岩村太郎さんは、恵泉女学園大学の先生で、専門は哲学やキリスト教倫理学ですが、わざわざゲームを引き合いに出しているところに、キッズへの配慮を感じます(笑)

 

他にも、サルトルデカルト、さらには新渡戸稲造といった、幅広い人たちの哲学的な言葉が登場します。

 

26個の質問は、全部ここに書いちゃいたいくらい、どの質問・疑問も唸る内容です。

今のところ私が一番気に入っているのが

『人を好きになるってどういうこと?』

というクエッション。

 

これには、プラトン大先生の『人間は『ふたりでひとり』だった』というお言葉が、割りあてられています。

 

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人には『片割れを探すエネルギー』があるんだ

というお答えですが、その解説に惹きつけられました。

 

ギリシア語には『愛』を意味する言葉が『エロス』『フィリア』『アガペー』の3種類あり、エロスは恋愛、フィリアは友愛で相手の幸せを願う気持ち、アガペーは損得感情がない無償の愛情のこと、だそうです。

 

エロスもアガペーもどこぞで聞いたような言葉ですが、これまであまりちゃんと考えていませんでした。

こうやって分けて考えると、思考も深まり自分自身の理解も進む感じです。

『愛』と一言でいっても深いですね。

 

この本は、26の疑問それぞれに、哲学者の言葉をもとにした短いアンサーがついています。

が、クエッションが深いだけに、アンサーも一筋縄ではいきません。

 

さきほど引用した『人生の選択肢を広げる』『片割れを探すエネルギーがある』など言葉は、ふと聞くとそのまま納得しそうにもなりますが、立ち止まってちょっと考えてみると『それってどゆこと?』と次々疑問が沸き起こります。

身近で易しそうではあるけど、なかなかに抽象度が高い内容なのではないでしょうか。

 

きっと著者はこの本をきっかけに、いろいろ思索をめぐらせ人生を豊かにする楽しさを子供たちに味わって欲しいんだろうな、と勝手に推察しています。

 

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冒頭の『はじめに』のところに、科学で否定されたものとして、『サンタクロースや魔法使い、妖精、妖怪』などと出てくるので、まだサンタさんを信じきっている小さいお子さんと読むときは、『はじめに』を飛ばして読んだ方がいいと思いますが(笑)、まさに10歳以上くらいの人には、自分や自分のまわりの世界を見つめるいいきっかけになるんじゃないかな。

 

児童書ですぐ読めちゃうけど、私自身、とても興味深く読んだので、大人にも気付きの多い良書だと思っています♡

 

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

こちらの本(↓)も、いろいろ考えさせられました♡

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